2025.03.03
バリアフリーな注文住宅を設計するポイント!注意点も解説

新築住宅を建てる際に、将来を見据えてバリアフリーにしようと考えている人も少なくないはずです。
しかし、実際にバリアフリーにしようと考えた時に、どこを工夫すると良いのかわからない方もいるでしょう。
そこで、本記事では注文住宅をバリアフリーにする際のポイントを紹介します。
住宅をバリアフリーにするポイントがわかれば、実際に設計する際のヒントになります。
これから注文住宅を建てて、老後に困らない家を作ろうと考えている方は最後までご覧ください。
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1.注文住宅をバリアフリーにするポイント
バリアフリーとは、生活する上で障壁になるバリアをとり除き、快適に生活するための環境を整えることを指します。
バリアフリーを考えずに注文住宅を建ててしまうと、老後で足が不自由になった時などに、快適に暮らせない家になってしまいかねません。
そのため、ここでは注文住宅をバリアフリーにする際のポイントを以下の4つに分けて解説します。
- 段差を解消する
- 部屋の配置や動線
- ヒートショックの防止
- 使いやすい設備
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
段差を解消する
注文住宅をバリアフリーにしようと考えたときに、最初に思いつく方法が段差を解消することです。
段差を解消すると、車椅子生活をしなければならなくなった時や階段が登れない足腰になった時でもスムーズに移動ができるようになります。
特に、トイレや浴室、玄関の階段を解消しておくだけでも、快適な家になるでしょう。
住宅の中だけでなく、外構でも段差を無くしたり、スロープを作る工夫ができるため、覚えておくと良いです。
部屋の配置と動線

注文住宅をバリアフリーにしようと考えているのであれば、部屋の配置や動線を考えておくこともポイントの一つです。
例えば、もし足が悪くなってしまったときに、居室からトイレまでの距離が長くなれば間に合わなくなる可能性もあります。
足が不自由になってしまうと、移動距離もバリアの一つになってしまうので、動線を考えておくことは重要です。
廊下をできるだけ作らない設計にするだけでも移動距離を減らせるためおすすめです。
部屋の配置や動線を考えるのであれば、寝室や居室、トイレを近くにしておくだけでも快適な生活を送れるでしょう。
ヒートショックの防止
注文住宅を建てる際には、段差解消などのバリアフリーだけでなく、歳をとっても安心して暮らせる設計にしなければなりません。そのためには、家の中の温度管理を行い、ヒートショックを防止する工夫が必要です。
ヒートショックとは、温度差のある部屋を移動する際に、血圧が大きく変動することで、気分が悪くなったり、意識を失ったり、最悪の場合には、心筋梗塞や脳梗塞を起こす現象を指します。
高齢者になると、部屋と部屋の温度差に対応しづらくなり、血圧が変動しやすい傾向にあるとともに、もともと高血圧であったり、脱水傾向であったりするため、ヒートショックの影響を受けやすくなります。
ヒートショックについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にされてください。
関連記事:安心して生活するためのヒートショックを防ぐためにできる工夫7選
ヒートショックを防ぐためには、部屋と部屋の温度差を可能な限り無くす設計が大事です。特に、浴室やトイレは温度差が生まれやすい場所のため、断熱性を高めるなどの工夫が必要です。
また、家全体の断熱性能をあげたり、全熱交換型換気システムを導入したりして住宅の温度を管理する設計にすることで、ヒートショックを予防できる可能性が上がります。
断熱性能を上げるメリットについては、別記事「住宅を高断熱にするメリットとは?2種類の断熱工法と合わせて解説」で紹介しているので参考にされてください。
使いやすい設備

注文住宅をバリアフリーにする際には、キッチンや洗面所、玄関など頻繁に使用する設備を工夫する方法があります。
例えば、キッチンや洗面所を低く設計することで車いす生活になっても足腰が弱くなっても座って使用できるようにします。さらに、トイレや浴室、廊下、階段にあらかじめ手すりを設置すると良いでしょう。
もし、住宅を建てる際に手すりを設置しなくても、将来手すりを設置できるように裏地を工夫する方法もあります。
手すりは後から簡単に設置できますが、キッチンや洗面所のリフォームは大掛かりになってしまうため、住宅を建てる際に工夫した設計にするとバリアフリーの家を実現できます。
他にも浴室の床材を滑りにくい素材にしたり、浴槽の深さを浅くしたりするなどの工夫もバリアフリーの一つです。
2.注文住宅をバリアフリーにする際の注意点
注文住宅をバリアフリーにする際には注意点は主に以下の3つです。
- 将来を見据える
- 介護する人の生活も考える
- コストが掛かることを考慮しておく
なにも考えずにバリアフリーにしてしまうと、反対に住みにくい住宅となってしまう可能性があるため、下で解説する注意点を考慮しながら設計すると良いでしょう。
将来を見据える
注文住宅をバリアフリーにする際には、将来の生活を見据えてみると良い設計になります。
設計をする時点で、車いすになっても生活できる家なのか、動線が長すぎていないかなど、高齢になっても生活しやすい構造になっているかを想像してください。
反対に、バリアフリーが必要になるまでの生活にも目を向ける必要もあります。将来を見据えて住宅の全てをバリアフリーにしても、元気なうちの生活が快適でなければ意味がありません。バリアフリーにしたことで、住みにくくなる可能性もあるからです。
バリアフリーはリフォームでも実現できるため、現在の生活と将来を考慮した設計にすると快適な住宅になるでしょう。
介護する人の生活も考える
住宅をバリアフリーにする際には、介護する家族のことも考える必要があります。
例えば、すべての設備を車いす生活の高さに合わせてしまうと、一緒に生活する家族は住みにくい家になる可能性があります。
工夫の一つとしては、車いす用の洗面所と立って使用する洗面所を分けて作成する方法などがあります。
バリアフリーにすることは重要なことですが、家族の生活も考えた設計にすることも良い注文住宅を建てるポイントの一つです。
コストが掛かることを考慮しておく
注文住宅でバリアフリーにする場合には、コストが掛かることは理解しておかなければなりません。
例えば、手すりを設置する場合には、材料費や設置費用が追加で発生します。さらに、玄関をスロープにしようとすると、それだけ使用するコンクリートが多くなるため、コストが発生します。
そのため、注文住宅をバリアフリーにする際には、予算を考慮した上で、どこまでバリアフリーにするかを考えておかなければなりません。
3.助成金や補助金はある?
残念ながら新築住宅をバリアフリーにしても受けられる助成金制度や補助金制度はありません。
リフォームであれば、介護保険による「高齢者住宅改修費用助成制度」であったり、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」があったりと助成がありますが、新築住宅の場合は、バリアフリーに対する補助制度がありません。
ただ、新築住宅に対する補助金である「ZEH補助金」や「住宅ローン減税」、「子育てグリーン住宅支援事業」などを上手に活用することで助成を受けられます。
バリアフリーに対する補助制度はなくても、他の制度を上手に活用しましょう。
4.バリアフリーを採用した住宅を紹介
ここでは、注文住宅のエソラで建てた、バリアフリーを採用した住宅を紹介します。以下の住宅のバリアフリーのポイントは、以下の4つです。
- 駐車場から玄関が近い
- 家の中は段差なし
- 住宅の中心にトイレ
- キッチンから近い浴室

玄関から駐車場が近いことにより、車から降りてすぐに玄関に入れます。高齢者になると足腰が弱るため、歩く距離を短くすることで、転倒を予防できます。
また、家の中の段差をできる限り少なくすることで、段差でつまづいて転ぶ心配も少なくなるでしょう。
住宅の中心にトイレを設置する設計にすると、どこの部屋からもトイレへの動線が短くなります。高齢者になると、トイレの回数が増えるだけでなく、夜間にもトイレに行く回数が増えるため、トイレへの動線は重要です。
特に、リビングや寝室となる洋室からトイレへの動線を意識すると、安心してトイレへ移動できる住宅になります。
紹介している住宅は、介護をする人の動線も考慮しています。例えば、浴室やトイレとキッチンやリビングを近くに配置することで、もし浴室やトイレで転倒したり、ヒートショックを起こした際にもすぐに様子が見れたり、介助ができたりと目が行き届くようになります。
バリアフリーの住宅は、高齢者が生活しやすい環境にするだけでなく、介助者の生活も考慮した設計にすると、家族全員が安心して生活できる住宅となるでしょう。

5.まとめ
今回は、注文住宅をバリアフリーにするポイントについて紹介しました。
住宅をバリアフリーにすることで、高齢になっても安心して生活できます。しかし、住宅のすべてをバリアフリーにしてしまうと、反対に住みにくい家になってしまう可能性もあります。そのため、現在と将来の生活を見据えた上で、必要な部分をバリアフリーにすると良いでしょう。
また、バリアフリーにすると材料費や工事費などのコストが発生することは理解しておきましょう。
バリアフリーに対する助成金はリフォームのみですが、新築住宅に対する助成金を活用してください。
住宅会社によっては設計時点で将来のバリアフリー計画を提案してくれるため、事前に相談しておくことをおすすめします。
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