2024.06.14
住宅の湿気対策が必要な理由は?住宅を建てる際の対策についても解説
快適な住宅で生活するためには、適度な室温であったり湿度が重要です。適度な室温は、断熱性能の向上やエアコンなどの機器類で調整が可能ですが、湿度の調整は工夫が必要です。
湿度を調整しなければ、カビやダニが発生しやすくなるだけではなく、健康にも被害が及ぶ可能性があります。
湿度対策には、今すぐにできる方法と住宅を建てる段階でできる方法があります。本記事では、さまざまな湿気対策を紹介します。これから住宅を建てる際にできる湿気対策のための設計についても詳しく解説しているので、ぜひ参考にされてください。
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1.湿気対策が必要な理由
快適な住宅環境を実現するため湿気対策が必要な理由は、主に以下の4つがあります。
- カビやダニの発生を防ぐ
- 健康被害を防ぐ
- 家や家具の損傷を防ぐ
- 結露を防ぐ
それぞれの理由について詳しく解説します。
カビやダニの発生を防ぐ
湿気対策は、カビやダニの発生を防いでくれます。カビやダニは湿度が60%以上になると繁殖しやすくなるため、住宅においては湿気対策が必須となります。
カビやダニが繁殖してしまうと、刺されるだけでなく、アレルギーの原因になるといわれているため、可能な限り予防しておきたいところです。
健康被害を防ぐ
湿気対策をすることで、健康被害を防げる可能性があります。
湿度が高い環境にいると、体温の調節がうまく機能しにくくなり、暑い環境にいると汗が蒸発されず、体温が上昇してしまう可能性があります。体温が高くなってしまうと、疲れやすいだけでなく、家にいるだけで熱中症になる可能性もあるのです。
また、湿度が高いとカビが繁殖しやすい環境になるため、アレルギーや感染症を引き起こす可能性が高くなります。
家や家具の損傷を防ぐ
湿度が高い環境にあると、湿気により家や家具が損傷する可能性があります。壁紙が浮いてしまったり、木材でできた柱や家具が腐食したりと、常に湿気が高い環境にあると、住宅そのものに影響を与えてしまいます。
湿気対策は、住宅に長く住むためにも必要な対策といえます。
結露を防ぐ
湿気対策をすることで、冬場の結露を防ぐことができます。
結露が発生すると、周囲の壁紙や床材が腐食する可能性があります。床材や土台の木材が結露により腐食すると、住宅の耐震性や耐久性に影響を及ぼしかねません。
また、結露はカビの原因にもなるので、健康被害が懸念されます。
湿気対策は、家族の健康を守るだけでなく、丈夫な家で長く住むためにも必要な工夫になるので、対策方法は確実に理解しておきましょう。
2.今すぐできる湿気対策
今ある環境ですぐにできる湿気対策には、主に以下の3つがあります。
- 適度な換気
- 除湿機やエアコンを使う
- サーキュレーターを使用する
それぞれの湿気対策について詳しく解説します。
適度な換気
適度な換気は、住宅内の湿度を低下させてくれる効果があります。
密閉させた空間のままだと、住宅内の湿度が高いままになってしまうためです。特に水回りであれば、湿度が高くなってしまうため、換気扇を回しておくなどの工夫が必要です。
リビング等の窓を定期的に開けて、換気を繰り返して対策を施しましょう。
除湿機やエアコンを使う
今すぐできる湿気対策としては、除湿機やエアコンを使用する方法があります。
部屋の広さに合わせた除湿機を使用することで、簡単に住宅の湿度を調整できます。また、エアコンを使用すると、湿度は低下します。部屋の空気を冷やす際に、室内の空気の水分を外に排出するためです。
電化製品を上手に活用し、湿度を調整しましょう。
サーキュレーターを使用する
サーキュレーターを使用し、住宅内の空気を循環させることで、湿度を低下させることができます。
室内の空気を循環させ、換気を上手く組み合わせると、湿度調整が容易になります。
窓を開けて、サーキュレーターを外に向けて設置することでより効率的に換気し、湿度を低下させられます。
3.住宅を建てる際の湿気対策
これから住宅を建てる人は、住宅を設計する際に湿気対策をしておくと安心です。住宅を設計する段階でできる湿気対策には、主に以下の5つがあります。
- 風通しが良い設計にする
- 高性能の断熱材やサッシを使用する
- 防湿シートや防湿用コンクリートを使用する
- 気密性を高める
- 適切な換気設備を導入する
それぞれの湿気対策を詳しく解説します。
風通しが良い設計にする
湿度対策をするには、住宅内の空気が循環するように設計しなければなりません。そのため、住宅の間取りをデザインする際には、風通しが良くなるように設計する必要があります。
風通しを良くするためには、窓の位置が重要になるため、設計の段階で住宅会社と相談しながら配置を決めるようにしましょう。
高性能の断熱材やサッシを使用する
住宅において湿気対策をするには、断熱性能も重要です。断熱性能が低いと、外気の気温がそのまま住宅内の温度に影響し、結露の原因にもなるため、湿気が高くなってしまいます。
住宅の断熱性能を高めるためには、高性能の断熱材やサッシを採用しなければなりません。
設計の段階で、高性能の断熱材やサッシを使用できるように住宅会社と相談しておきましょう。
防湿シートや防湿用コンクリートを使用する
住宅を建てる際には、防湿シートや防湿用コンクリートを採用することで、湿気対策になります。
基礎を作る前に防湿シートを張り巡らせておくと、地面から上がってくる湿気を防ぐことができます。防湿用コンクリートも同様で、基礎等に使用するコンクリートを防湿用にしておくことで、住宅全体の湿気対策になります。
防湿シートや防湿用コンクリートの採用は、住宅会社に問い合わせる必要があるため、設計の段階で、使用できるかどうかを確認しておきましょう。
気密性を高める
住宅の設計段階で、気密性を高めることで湿気対策になります。
気密性が低い住宅だと、常時湿度の高い外気が住宅内に入り込んでしまうため、湿度が高い状態になってしまいます。
そのため、設計の段階で気密性を高めておくことが重要です。
適切な換気設備を導入する
住宅を建てる際にできる湿気対策の一つとして、適切な換気設備を導入する方法があります。適切な換気設備を導入すると、効率的に換気してくれるだけでなく、温度や湿度まで調整してくれるからです。
湿気対策に適している換気設備の中で最も一般的に使用されてるのが、「全熱交換型換気システム」です。
「全熱交換型換気システム」は、効率的な換気に加えて、外から取り込む空気の温度や湿度を調節して、室内の空気と入れ替えるため、常に人が快適と思える環境を実現してくれます。
湿度の高い夏場でも、湿度が高くなりにくいため、一年を通して快適な住環境になります。
「全熱交換型換気システム」については別記事「全熱交換型換気システムとは?メリットとデメリット、換気システムの種類を解説」で紹介しているので、参考にされてください。
4.まとめ
今回は、住宅における湿気対策の自由性と対策方法について詳しく解説しました。
湿度が高い環境は、不快に感じるだけでなく、カビやダニを繁殖させ、最悪の場合には健康にも被害を与える可能性があります。また、湿度が高いままの住宅だと、木材が腐食しやすいため、耐久性にも影響がでます。
そのため、除湿機やエアコンを使用したり、適度に換気をしたりしなければなりません。
これから住宅を建てようと考えている人は、高性能の断熱材やサッシを利用したり、「全熱交換型換気システム」などの適切な換気システムを導入したりすることで、湿気対策が可能です。
注文住宅のエソラでは、一年を通して快適な住環境を実現するために「全熱交換型換気システム」を採用しています。高断熱に加えて、換気システムも整っているので、家族にも優しい住宅を提供しています。気になる方はぜひ一度ご連絡ください。
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