2023.06.25
シューズインクローゼットはいらないって本当?メリットとデメリットを解説
新築注文住宅の設計を考える時に、玄関の収納をどのような形にしようか迷う方も少なくありません。玄関は住宅の顔でもあり、来客があると一番最初に見られる場所のため、整理整頓がしやすい設計にしておきたいところです。
シューズインクローゼットを導入すると、整理整頓がしやすい玄関を作れる一方、玄関が狭くなるなどのデメリットがあります。
本記事では、これから玄関周りの設計をする方向けに、シューズインクローゼットの種類やメリット、デメリットを解説します。
記事の後半では、シューズインクローゼットがなくても良い方の特徴についても触れているので、参考にされてください。
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1.どんなシューズインクローゼットが流行りなの?
シューズインクローゼットには、大きく分けて以下の2つの種類があります。
- ウォークインタイプ
- ウォークスルータイプ
それぞれのタイプについて、特徴を紹介します。
ウォークインタイプ
ウォークインタイプは、入り口が一つのシューズインクローゼットで、収納のみを目的としたタイプです。
靴だけでなく、外で使う道具を置いたり、上着を掛けておいたりと、玄関を整理整頓しておく際に役立ちます。
ウォークインタイプであれば、壁が多くなるため、棚を設置しやすく、収納できる量が増えるのも特徴の一つです。
ウォークスルータイプ
ウォークスルータイプは、入り口が2つのシューズインクローゼットです。玄関からの入り口と玄関ホールからの入り口の2つがあり、シューズインクローゼットで靴を脱ぎ、収納して家に入ることができます。
ウォークスルータイプは、ウォークインタイプと比べると壁が少なくなり、設置できる棚が減るため、収納できる量が少なくなりますが、動線上に棚があるため、いつでも綺麗にしておけるメリットがあります。
また、玄関への出入り口が2つになるため、朝の混み合う時でもスムーズに出入りができるのもメリットの一つです。
2.シューズインクローゼットのメリット
シューズインクローゼットを導入するメリットは、主に以下の2つです。
- 玄関がスッキリする
- 収納力が上がる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
玄関がスッキリする
シューズインクローゼットがあると、玄関に散乱しがちな靴を収納するスペースに余裕があるため、玄関がスッキリ片付きます。
靴だけでなく、傘や自転車の空気入れなど、玄関に置きっぱなしにするような道具もシューズインクローゼットに収納できます。
特に、家族が多くなってしまうと靴が多く、収納スペースに困るため、シューズインクローゼットが役に立つでしょう。
収納力が上がる
シューズインクローゼットがあると、玄関の物だけでなく、アウトドア用品や庭で使うような道具も片付けられるため、収納力が上がります。
例えば、アウトドアで使うテントや椅子であったり、庭を手入れするためのスコップやホースであったりと、毎日は使わないけど、すぐに取り出したい道具を直しておけます。
趣味がキャンプや家庭菜園の人には、シューズインクローゼットが役に立つでしょう。
3.シューズインクローゼットのデメリット
シューズインクローゼットには、メリットだけでなく、デメリットもあります。シューズインクローゼットのデメリットは、主に以下の3つです。
- 玄関が狭くなる
- 臭くなる可能性がある
- 物置き状態になりやすい
それぞれのデメリットを詳しく解説します。
玄関が狭くなる
シューズインクローゼットを導入すると、スペースを確保しないといけなくなるため、玄関が狭くなる可能性があります。
他のスペースを削ってシューズインクローゼットを設置するのであれば問題ありません。しかし、ほとんどの場合が玄関スペースを削ってシューズインクローゼットを設置するため、玄関は狭くなります。
特にウォークインタイプのシューズインクローゼットであれば、収納しかできないため、玄関が狭くなります。
反対に、ウォークスルーであれば、シューズインクローゼットからも玄関フロアに出入りができるため、狭さを感じにくくなるでしょう。
玄関が狭くなることが気になるのであれば、ウォークスルータイプのシューズインクローゼットにすると良いかもしれません。
臭くなる可能性がある
シューズインクローゼットは、空間を遮断してしまうと靴の匂いで臭くなってしまう可能性があります。
匂いがこもらないように通気性を良くする方法があります。しかし、通気性が良すぎても、靴の匂いが玄関フロアに充満してしまいます。
靴の匂いがどうしても気になる方は、シューズインクローゼットではなく、靴箱を設置するようにしましょう。
物置き状態になりやすい
シューズインクローゼットは、収納が増えて便利な反面、物を収納して放置しておくと物置き状態となってしまいます。
上手に断捨離しながらシューズインクローゼットを使えればオシャレで便利ですが、一度物が溢れてしまうと片付けが大変となり、ただの倉庫になるので注意が必要です。
4.シューズインクローゼットがいらない人
シューズインクローゼットを検討している人の中にも、必要ではない人もいます。
もしシューズインクローゼットを設置しても活用できなければ、ただの物置きとなってしまうため、以下の3つに当てはまる方は、シューズインクローゼットの設置を見送る検討をした方が良いかもしれません。
- 玄関を広くしたい
- 匂いに敏感な家族がいる
- 家族が少ない
シューズインクローゼットがいらない人の特徴を簡単に解説します。
玄関を広くしたい
玄関や玄関フロアを広くしたい人にはシューズインクローゼットは難しい可能性があります。ほとんどの場合で、シューズインクローゼットを作る際には、玄関スペースを削るためです。
他の間取りを減らしてシューズインクローゼットにするのであれば問題ありませんが、玄関を削ってシューズインクローゼットを作る人は、十分に検討した方が良いでしょう。
匂いに敏感な家族がいる
シューズインクローゼットは、靴箱に扉が付いていない場合が多いため、靴の臭いが気になる可能性があります。
そのため、匂いに敏感な家族がいる場合には、シューズインクローゼットを諦めて通常の靴箱にするか、シューズインクローゼットの中の靴箱に扉を付ける必要があります。特に、ウォークインタイプであれば、入り口が一つしかないため、匂いがこもりやすくなってしまいます。
玄関は来客もあるため、匂いが気になる人には向かない可能性があるでしょう。
家族が少ない
同居する家族が少ない場合には、シューズインクローゼットはいらない可能性があります。
シューズインクローゼットは、溢れた靴を収納するスペースのため、家族が少ない場合には、通常の靴箱で十分だからです。
シューズインクローゼットを作るためには、スペースを確保しなければならないため、家族が少ない場合には、他の間取りを広くした方が、住みやすい家を作れるでしょう。
5.まとめ
今回は、シューズインクローゼットの種類と導入するメリットとデメリットについて解説しました。
シューズインクローゼットには、ウォークインタイプとウォークスルータイプがあり、それぞれに特徴があります。
シューズインクローゼットは、収納が増えるメリットがある一方、物置き状態になったり、匂いが気になったりと、管理が必要になるデメリットがあります。これからシューズインクローゼットを検討している方は、参考にされてください。
注文住宅のエソラでもシューズインクローゼットを導入した住宅を建てた実績がたくさんあるので、施工事例を参考にしてください。
家全体で収納力を考えられたプランもありますので、満足のいく住宅を作っていきたい方は、一度ご相談ください。
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