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2024.06.12

  • 暮らしの講座

工務店とハウスメーカーの違いは?あなたに合う最適な選び方まで解説

工務店 ハウスメーカー 違い

新築住宅を建てる際に、どの会社に依頼するかは大きな決断です。工務店とハウスメーカーのどちらを選ぶかで悩む方も多いでしょう。

工務店は地域に密着した会社で、設計の自由度が高いのが特徴です。顧客の希望に合わせたオリジナルデザインが可能で、地元の建材や技術を活かすことができます。

一方、ハウスメーカーは全国規模で展開しており、標準化された工程と品質管理が強みです。アフターサービスが充実していることや、工期が比較的短いことも大きな魅力です。

この記事では、工務店とハウスメーカーのそれぞれの特徴を詳しく解説します。後半では、新築住宅を検討している方に向けて、どのように工務店やハウスメーカーを選べばよいかについてのアドバイスを提供します。ぜひ最後までお読みください。

 

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1.工務店の特徴

工務店は地域密着型の狭いエリアで住宅建築を請け負う会社を指します。その活動範囲は通常、都道府県内や隣接する県に限られています。工務店には、大きく分けて以下の5つの特徴があります。

工務店の特徴
  • 地域密着型
  • 比較的デザインの自由度が高い
  • 工期は長め
  • アフターサービスは会社次第
  • コストは低め

それぞれの特徴を詳しく解説します。

地域密着型

工務店は、地域に根ざした企業が多いため、地域特有の環境や住みやすさに関する豊富な知識を持っています。

地域に根ざしているからこそ、地元の気候や風土を踏まえた上での適切なアドバイスを受けることができます。また、土地の特性をよく理解しているため、その地域に最適な建築方法を提案してくれることが多いです。

工務店を選ぶことで、地域に適した住まいを実現できる可能性が高まります。

比較的デザインの自由度が高い

工務店はプランを選んでデザインを決めるわけではなく、施主(依頼主)と相談し一から住宅の設計を行います。

そのため、デザインに自由度が生まれ、希望の住宅が建てやすくなる可能性があります。

また、工務店ごとに契約している大工に依頼し、正規品にはない建具や棚等を希望により作成してくれる工務店もあります。

工期は長め

工務店に住宅の建築を依頼する場合、工期が長くなることが一般的です。

これは、工務店では設計から施工までを一から行い、特に施工の段階では現場で木材などを加工して組み立てることが多いためです。そのため、標準化された部材や工程を用いるハウスメーカーに比べて、どうしても時間がかかることがあります。

依頼する工務店により違いはありますが、住宅建築を依頼する工務店には、家が完成する時期を確認しておくと安心です。

アフターサービスは会社次第

工務店は地域に根ざした中小企業が多く、アフターサービスは工務店によりまちまちです。特に、従業員が少ない工務店であれば、アフターサービスがほとんど無い場合だってあります。

新築住宅のアフターサービスには、定期点検や保証サービス、修理、メンテナンスなどが提供されます。このようなメンテナンスは住宅を長くキレイに保つために必要なことです。

そのため、工務店に住宅建築を依頼する際には、アフターサービスの具体的な内容を事前にしっかりと確認し、「自分たちでできることなのか」「メンテナンスを外部業者に都度依頼するのとどちらが良いのか」を検討する必要があるでしょう。

コストは低め

工務店の建築コストは住宅の広さにより変動しますが、一般的にハウスメーカーよりも低めであることが多いです。

これは、工務店が従業員数が少ない場合が多く、人件費が抑えられることに加え、大々的な広告を行わないため、広告費などの経費も少なく済むためです。その結果、総合的なコストが低めに設定されることが多くなります。

ただ、工務店によっては規模が大きく、広告等にも力を入れている場合もあります。そのため、住宅を建てる際には、複数の工務店の見積もりを比較して、予算やサービス内容を確認しておくことが重要です。

 

2.ハウスメーカーの特徴

ハウスメーカーとは、全国規模で支店を展開し、広範囲で住宅建築を請け負う会社のことを指します。多くのハウスメーカーは、全国どこでも対応可能です。ハウスメーカーの特徴は、主に以下の5つがあります。

ハウスメーカーの特徴
  • 様々な地域に対応している
  • 既存のプランから選ぶ場合が多い
  • 工期は短め
  • アフターサービスが充実している場合が多い
  • コストは高め

それぞれの特徴を詳しく解説します。

様々な地域に対応している

ハウスメーカーは全国展開している場合が多いため、どこの地域においても住宅の建築を請け負っています。

そのため、地方であっても統一されたサービスで、住宅建築を依頼することができます。

全国に支店がある場合がほとんどのため、住宅が完成した後もいつでも対応してくれます。

既存のプランから選ぶ場合が多い

ハウスメーカーは自由にデザインを設計できる場合は少なく、既存のプランを元に設計をしていきます。

そのため、同じハウスメーカーで建築した住宅は似たようなデザインになる場合がほとんどです。

ただ、既存のプランがあるからこそ、基盤となるデザインがあるため、特にこだわりがない人にはデザインが決めやすくなっています。

工期は短め

ハウスメーカーで住宅を建てる場合には、工務店と比べると工期は短めに設定される場合がほとんどです。自社工場で部品を作成し、現場で組み立てて住宅を建築するためです。

ハウスメーカーは全国規模で同じ部品を使用しているため、既存の部品を現場で組み立てることで、工期の短縮につながります。

この工程によって、建築プロセスが効率化され、比較的短い時間で完成した住宅を手に入れることができます。また、一貫した品質管理も可能になり、安心して住宅を建てることができます。

アフターサービスが充実している場合が多い

ハウスメーカーは全国展開しており、知名度も高いためアフターサービスが充実している場合がほとんどです。

工務店と比べると従業員も多いため、十分にアフターサービスを提供できる環境が整っているといえるでしょう。

コストは高め

ハウスメーカーは、従業員が多いことに加えて、広告等の宣伝にもコストが発生するため、住宅を建てる際のコストも高くなります。

ハウスメーカーは知名度と信頼が大事になるため、広告等にも力をいれます。また、営業にも人員が必要となるため、人件費も高くなる可能性があります。

 

3.住宅建設の依頼先の選び方

工務店もハウスメーカーもそれぞれに特徴がありますが、実際にはどちらを選べばよいか悩む人も少なくないはずです。そこで、以下の3つの視点での選び方を紹介します。

依頼先の選び方
  • デザインの自由度で選ぶ
  • アフターサービスで選ぶ
  • 予算で選ぶ

デザインの自由度で選ぶ

住宅のデザインを自由に設計したい人には、工務店をお勧めします。

工務店では、顧客の希望やニーズに合わせて、オーダーメイドの住宅デザインを提供しています。既存のプランにとらわれることなく、一から希望のデザインを実現することができます。この柔軟性が、工務店を選ぶ利点の一つです。

また、工務店は地域に密着していることが多く、その地域の風土や環境に適した住宅を提供することが得意です。顧客と直接対話を重ねながら、理想の住まいを実現するためのプロセスがスムーズに進みます。

工務店を選ぶことで、自分だけのオリジナルな住宅を手に入れることができます。そのため、理想の住まいを実現したい方には、工務店が最適な選択肢と言えるでしょう。

アフターサービスで選ぶ

住宅を建てた後も安心して生活を送りたい方は、アフターサービスが充実しているハウスメーカーが良いでしょう。

工務店は規模が小さく、従業員数も限られているため、十分なアフターサービスを提供できない可能性があるためです。しかし、ハウスメーカーは大規模な体制を持ち、専門スタッフが常駐していることが多く、敷居が低くなっています。

多くのハウスメーカーは、長期間にわたる定期点検や保証サービス、緊急時の対応など、住まいの安全と快適さを保つための体制を整えています。

予算で選ぶ

予算で住宅会社を選ぶ場合には、工務店を中心に探すと良いでしょう。

工務店は従業員数が少ないため、人件費が抑えられる上に、広告費などの経費も少ない傾向があります。そのため、住宅を建てる際のコストも低く設定される可能性があります。

予算を抑えながらも、理想の住まいを実現したい方にとって、工務店は適切な選択肢です。工務店では、顧客の要望に合わせて柔軟に対応し、予算内での最適なプランを提案してくれることが多いです。

そのため、予算をできるだけ抑えて住宅を建てたい場合には、工務店を選んで検討することをお勧めします。

 

4.まとめ

工務店とハウスメーカーの違いについて、それぞれの特徴を比較しました。

工務店はアフターサービスが不十分な場合があり、工期が長くなったりする一方で、デザインを自由に設計できたり、コストが抑えられたりするメリットがあります。

一方、ハウスメーカーでは、既存のプランを元に設計されることが多く、コストが高くなる場合もあります。しかし、工期が早かったり、アフターサービスが充実していることが特徴です。

どちらも長所と短所がありますので、重視するポイントを考慮して選択することが重要です。注文住宅のエソラでは、お客様の要望に合わせた住宅を提供しています。ぜひ一度ご相談ください。

 

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