2025.04.12
太陽光発電とエネファームを併用するとどうなる?効率よく節約するための方法を解説

新築住宅の電気供給を検討する際に、太陽光発電を導入するか、ガスを活用したエネファームを採用するか、それとも従来通り電力会社と契約するかで悩む人も少なくないはずです。
太陽光発電やエネファームを使用する方法は、光熱費の節約になる可能性も高く、環境にも優しいため、住宅の電気供給の方法に選択する人も多い現状があります。
これらは単独で導入することもできますが、太陽光発電とエネファームを組み合わせて設置する方法を弊社ではおすすめしております。
両方を併用することで、電気料金が安くなったり、より環境に配慮できたりするメリットがあります。
しかし、コストが高くなるなどのデメリットもあるため、本記事では太陽光発電とエネファームを併用するメリットとデメリットを詳しく解説します。
記事の後半では、太陽光発電とエネファームを利用した事例も紹介しているので、これから併用して設置しようと考えている方は最後までご覧ください。
新築計画の進め方でお困りではありませんか?
- 選択肢が多すぎて、どの設備が本当に必要かわからない
- このまま進めて良いのか不安が残っている
- 2,000万円でどのような家が建てられるのか相談したい
エソラでは、こうした「新築に関するわからない」を解決するための個別相談会を実施しています。経験豊富なスタッフが、あなたの理想とニーズに合わせた最適なアドバイスを行います。
どんなささいなお悩みでも構いません。コンタクトページの自由入力欄より、ご相談ください。
▼目次
1.太陽光発電とエネファームは併用できるのか?
太陽光発電やエネファームは、それぞれ単体でしか使用できないと思っている人も少なくないとは思いますが、併用して設置が可能です。
両方の機械を設置する必要があるため、設置コストは高くなりますが、効率よく電気を生成できるようになるため、より省エネな住宅になります。
例えば、天気が悪く太陽光発電で電気が作れない時や夜間はエネファームで発電し、反対に天気が良い時には太陽光発電で電気を生成するため、電気代の節約になります。
また、余った電気を電力会社に売電することで、より電気代を抑えられるのも魅力の一つです。
2.太陽光発電とエネファームを併用するメリット
太陽光発電とエネファームを組み合わせて導入することで、主に3つのメリットがあります。
- 電気代の節約につながる
- 環境負荷を軽減できる
- 停電時も電気に困らない
電気代の節約につながる
太陽光発電とエネファームを組み合わせることで、電気料金を大幅に削減できます。
太陽光発電だけになると、天気が悪い時や夜には発電ができないため、その分の電気料金を支払わなければなりません。また、エネファーム単体では発電量に限界があり、家庭の電力をすべてまかなうのは難しい場合があります。
太陽光発電とエネファームを併用すると、天気が悪い時や夜間にはエネファームが発電してくれて、天気が良い時や昼間は太陽光発電が発電してくれるため、効率的に発電してくれます。
また、太陽光発電とエネファームで発電した電気が余った際には、売電もできる場合もあるため、より光熱費を削減できます。
環境負荷を軽減できる
太陽光発電とエネファームを併用することで、より環境に配慮できた住宅になります。
電力会社から送られてくる電気には火力発電で発電された電気が含まれています。火力発電をする際には化石燃料を使用するため、電力会社から買う電気量を減らせれば、化石燃料の消費を抑えられます。
また、太陽光発電とエネファームは効率的に電気を生成できるようになっているので、温暖化の原因となるCO2の量も削減できる可能性があります。
これからの住宅は、環境に配慮された設備等があたりまえになるため、持続可能な暮らしを実現するためにも、再生可能エネルギーや高効率な発電システムの導入が求められています。
停電時も電気に困らない
太陽光発電とエネファームを併用した場合には、停電時にも電気を使用できる可能性があります。
蓄電池を導入すれば、発電した電力を蓄えておくことができるため、停電時も電気を使用できます。また停電時対応のエネファームを採用した場合には、停電時もエネファームで発電ができるため、停電時も困りません。
ただ、停電に対応しているエネファームの場合には供給できる電気量には制限があるため、使用する電力を調整する必要があります。
3.太陽光発電とエネファームを併用するデメリット
太陽光発電とエネファームを併用する際には、メリットだけでなくデメリットもあります。主な課題として、以下の3点が挙げられます。
- 導入コストが高い
- 設置するための十分なスペースが必要
- ガス代の影響を受けやすい
導入コストが高い
太陽光発電とエネファームを併用すると、単独で導入する場合よりも初期投資が高額になります。
太陽光発電は一般的に150万円程度であり、エネファームは設置費用も含めると250万円程度となります。
そのため、全体の費用は最低でも350万円程度の初期費用が発生するため、予算と十分に相談しなければなりません。
ただ、設置後の電気料金は大幅に削減できるため、初期費用が高くてもランニングコストでカバーできる可能性は十分にあります。
設置するための十分なスペースが必要
太陽光発電とエネファームを導入する場合、蓄電池やエネファーム本体を設置するためのスペースが必要です。
もし住宅を建てる土地が狭い場合には、機械の設置場所を確保するために住宅本体を小さくしなければなりません。
また、太陽光発電は日光が十分に当たるかどうかも発電に大きく関わるため、住宅を建てる予定の土地に日光が当たらなければ太陽光により発電がしにくくなります。
そのため、太陽光発電とエネファームを導入する際は、土地や住宅の広さ、日光の当たり具合を確認しておく必要があります。
ガス代の影響を受けやすい
太陽光発電とエネファームを併用する場合には、電気料金は削減できる可能性がありますが、その分エネファームで使用するガス料金が発生します。
そのため、ガス料金が高騰してしまうと光熱費が上がってしまうリスクがあります。
近年は電気代だけでなくガス料金も高騰しているため、エネファームを採用する際にはガス料金も加味した上で検討しなければなりません。
4.ソラエネネクストで年間の光熱費を節約
太陽光発電とエネファームの併用を検討している方には、ソラエネネクストがおすすめです。ソラエネネクストとは、大阪ガスが提供するサービスで、以下のような特徴があります。
- 太陽光発電とエネファームのシステムを初期費用0円で導入できる
- 12年間のメーカー保証つき
- 災害などによる停電時にもエネファームで発電できる
- 15年の契約満了後には設置されたシステムは譲渡される
太陽光発電とエネファームの導入で最も大きな課題となるのは、高額な初期費用ですが、ソラエネネクストならその負担をなくせるのが大きなメリットです。
契約期間は12年と長めですが、屋根を大阪ガスに貸し出すだけで、太陽光発電とエネファームの利点を活用できるため、光熱費を節約したい方には魅力的なサービスです。
ソラエネネクストを採用すると、年間の電気代も8万円ほど節約できるため、光熱費が高騰している昨今では、導入して損はありません。また、太陽光発電の15年間の契約満了後には、余った電気を売電できるようになるため、より光熱費を抑えられるようになります。
ただ、ソラエネネクストは大阪ガスが提供しているサービスのため、地域によっては契約できない可能性があるため注意が必要です。
大阪ガスのサービスを提供している地域は大阪ガス公式サイトから確認できます。
また、屋根の形状などにも制限があるため、これから住宅を建ててソラエネネクストの導入を考えている方は、住宅の形が決まる前に住宅会社に相談すると安心です。

5.ソラエネネクストの使用例から見る節電効果
ここでは、ソラエネネクストを採用した4人家族の事例を紹介します。

上記画像は、剣谷町の4人家族でソラエネネクストを契約している際のシュミレーション結果です。
光熱費は、ガス給湯器のみを使用している場合と比べると、ソラエネネクストを採用した場合には、年間3万円弱の光熱費が節約できます。ガス料金は少し高くなるものの、太陽光発電とエネファームの組み合わせにより、電気代が年間約15万円程度安くなるため、総合的に光熱費の節約になります。

上記画像は、ソラエネネクストの契約が終了した後に、余った電力を売電した際のシミュレーション結果です。
ソラエネネクストでは、15年の太陽光発電の契約が終了すると、売電できるようになります。売電ができると、4人家族の場合には、ガス給湯器のみの場合と比べると年間約14万円ほどの節約になります。
単純計算をしても1ヶ月で1万円以上の光熱費が節約できるため、光熱費が高騰している現在は魅力的なサービスといえます。
6.まとめ
今回は、太陽光発電とエネファームを併用した際のメリットとデメリットを中心に解説しました。
この二つを組み合わせることで、初期費用が高くなるなどのデメリットがある一方で、光熱費が安く、環境に優しいなどのメリットがあります。
天気が良い時には太陽光発電で発電し、天候不良時や夜間にはエネファームで発電してくれるため、電気料金を大幅に節約できます。もし、太陽光発電とエネファームを一緒に導入したい場合は、大阪ガスが提供しているソラエネネクストなどを契約すると、初期費用が0円から始められるため、住んでいる地域で同様のサービスがないかを探してみるのも方法の一つです。
また、これらの設備を導入するには、設置場所や日照条件の問題があるため、間取りなどを決定する前に、住宅会社と相談しておくと安心して導入できます。
これからは環境に優しい住宅を建てなければならないため、ソラエネネクストのようなサービスをうまく活用して、節約しつつ環境に優しい住宅を作ってください。
新築計画の進め方でお困りではありませんか?
- 選択肢が多すぎて、どの設備が本当に必要かわからない
- このまま進めて良いのか不安が残っている
- 2,000万円でどのような家が建てられるのか相談したい
エソラでは、こうした「新築に関するわからない」を解決するための個別相談会を実施しています。経験豊富なスタッフが、あなたの理想とニーズに合わせた最適なアドバイスを行います。
どんなささいなお悩みでも構いません。コンタクトページの自由入力欄より、ご相談ください。