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2024.04.08

  • 暮らしの講座

新築住宅で太陽光発電と蓄電池を設置するメリットと災害時の活用について解説

太陽光と蓄電池

新築住宅を建てる際には、太陽光発電を取り入れる人も多くなっており、地域によっては条例で義務化が始まろうともしています。

太陽光発電は太陽光のエネルギー熱を電気に変換し、家庭で使用する電気を発電するシステムです。そしてその電気を蓄える機械を蓄電池と呼んでいます。

太陽光発電と蓄電池はセットで語られることが多い設備ですが、太陽光パネルを設置しても必ずしも蓄電池がつくわけではありません。蓄電池は希望する場合にのみ太陽光発電と一緒に設置されます。

太陽光発電と蓄電池をセットで使うことで、太陽光発電だけの利用よりも電気料金の節約や災害時の備えとして役立つことがあります。

本記事では、太陽光発電と蓄電池のメリットを詳しく解説し、なぜ蓄電池が必要なのかについても紹介します。

これからどこの地域においても太陽光発電の義務化が進められると考えられるため、新築住宅を建てる予定の方は、本記事を参考に太陽光発電と蓄電池の知識を深めておきましょう。

 

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1.太陽光発電を導入するメリット

まずは太陽光発電を新築住宅に導入するメリットを紹介します。太陽光発電を導入するメリットには主に以下の3つが挙げられます。

太陽光発電を導入するメリット
  • 電気代の節約
  • 災害対策
  • 環境保全

太陽光発電の設置は義務化が進むと予想されるため、メリットを十分に理解した上で活用する必要があります。

電気代の節約

太陽光発電を導入する最大のメリットは、日々の電気料金の削減です。その理由は以下の3つにまとめられます。

  • 消費電力の削減
  • 再エネ賦課金の軽減
  • 電力料金プランの削減

太陽光発電を導入すると、家庭で消費する電力を自家発電でまかなえるため、結果として節約になります。エネルギー交換効率の高いソーラーパネルを使用すると発電量も増えるため、より大きな節約が期待できます。

また、電力会社から電気を買う場合には、再エネ賦課金や燃料費調整額の支払いが発生しますが、購入量を減らせばこれらの負担も軽減されます。

さらに、電力会社によっては、使用する電気量が増えれば増えるほど、電気の単価が高くなる従量電灯プランを採用しているため、買う電気量が少なくなる太陽光発電では、単価が安い区分になる可能性があるため、節約に繋がります。

ただ、太陽光発電の導入は電気代の節約には繋がりますが、導入に大きなコストが発生するため、トータルして節約になるかをシュミレーションしておく必要があるでしょう。

災害対策

太陽光発電を導入すると停電が起きる可能性のある、台風や地震の災害の際に役に立ちます。

電力会社から電気を買って生活する場合には、台風や地震の際に停電が起きてしまうと、電力会社の復旧作業が完了するまで、電気が使えない状態になります。しかし、太陽光発電を使用していると、太陽が出ている限り発電ができるため、電気の使用が可能です。

ただ、曇りや雨などの天気が悪い状態が続くと、電気を生み出せなくなるため、電池やバッテリーの防災グッズは準備しておかなければなりません。

環境保全

太陽光発電を導入すると、環境保全の一端を担うことになります。

電力会社が電気を作る過程で二酸化炭素が発生するため、環境破壊に繋がっています。特に日本は火力発電による発電が約7割を占めるため、二酸化炭素が多く発生しています。電力会社から買う電気量が増えてしまうと、電気を生み出す量も多くなってしまうため、二酸化炭素が多く発生してしまいます。

しかし、太陽光発電を導入した住宅が増えると、電力会社が供給する電気量が減るため、間接的に二酸化炭素の量も減らすことができるのです。

太陽光発電で電気を作る際には二酸化炭素は全く発生しないため、安心して電気を作ることができます。

 

2.蓄電池を導入するメリット

太陽光発電と一緒に蓄電池を併用することで得られるメリットもあります。

蓄電池を導入するメリット
  • 災害時の備えとなる
  • 電気代が節約できる
  • 売電期間が終わっても高効率

蓄電池の設置義務はありませんが、太陽光発電との併用によるメリットがあるため、太陽光発電を導入する際には蓄電池の検討をおすすめします。

災害対策になる

太陽光発電だけでも災害時に役に立ちますが、蓄電池を使用することでさらに災害時の備えとなります。

太陽光発電は、天候に左右されるため安定した電気供給が望めません。しかし、蓄電池を導入することで、晴れた日に蓄えて電気を溜め込んでおけるため、天気が悪くても電気が使用できます。特に梅雨の時期などは、晴れ間が少なく、太陽光発電で発電できる日が少ないため、電気を溜めておけると安心です。

蓄電池は設置スペースの必要性や導入コストが掛かりますが、いつでも溜め込んだ電気を使用できるのは大きなメリットです。

電気代が節約できる

太陽光発電だけでも電気代の節約にはなりますが、発電した電力はリアルタイムに消費することが必要で、天気が悪い時には電力会社から電気を購入しなければなりません。

しかし、蓄電池を導入していれば、晴れの日に蓄電した電力を雨天時にも利用できます。すると電力会社から購入する電気量は少なくなるため、電気代の節約に繋がります。

ただ、追加で蓄電池の導入コストが発生するため、トータルで考えた時にコストが安くなるかは検討が必要となるでしょう。

売電ができなくなった後に役に立つ

太陽光発電を設置すると、家庭で消費できなかった分の余った電気を電力会社が買い取ってくれます。この制度を「FIT制度」といい、余った電気を固定価格で買い取ってくれます。

しかし、一般住宅であれば「FIT制度」で売電できる期間は10年と決められています。そのため、10年が経つと余った電力が売電できなくなるため、発生した電気はその場で使わなければ無くなってしまいます。

蓄電池を導入すると電気を溜め込んでおけるため、自宅の電気としていつでも使用できるようになります。

今はオール電化の住宅も多いため、蓄電池を上手に活用し、安定した電気の供給を確保しておく必要があるでしょう。

 

3.災害時に役立つ太陽光発電と蓄電池

太陽光発電も蓄電池も災害時に非常に役に立ちます。停電していても発電して使用できたり、日頃から余った電気を蓄電池に蓄えておくことで、災害時にも使用できたりするためです。

日本は地震も多い上に、台風や大雨により被害を受ける可能性が十分にあります。

地震や台風が発生すると、電柱が倒れたり、電線が断線し停電になり、復旧には数日掛かる場合もあるため、常に備えておかなければなりません。

これから新築住宅を建てるのであれば、災害対策として太陽光発電や蓄電池の導入を検討しておくと良いでしょう。

災害時の備えについては別記事「大震災に備えて住宅でできる8つのコト|震災時に取るべき行動も紹介」で紹介しているので参考にされてください。

 

4.新築で義務化された太陽光。蓄電池と合わせて効率UP

現在、京都府では延床面積300㎡以上の建物、群馬県では延床面積が2000㎡以上の建物に太陽光発電の設置が義務付けられていますが、一般住宅ではまだ設置義務はありません。

しかし、東京では2025年4月から延床面積2000㎡未満の新築住宅において設置が義務付けられてことで、一般住宅を新築する際にも太陽光発電を設置しなければなりません。

太陽光発電の設置義務は、国の温室効果ガス削減の目標を達成するために必要ですので、今後全国で設置が義務付けられるようになるでしょう。

太陽光発電の設置義務であり、蓄電池は義務ではありませんが、併せて導入することで、電気代の節約だけでなく、災害時の備えにもなるので、うまく活用しましょう。

 

5.まとめ

今回は、太陽光発電と蓄電池に関するメリット、災害時の重要性、そして将来の義務化について説明しました。

太陽光発電単体でも電気料金の削減や災害時の備えになりますが、蓄電池を組み合わせることで、さらなる効率化が可能です。

太陽光発電や蓄電池の導入には初期費用がかかりますが、日頃の電気料金を抑えることができます。さらに、これからは全国で太陽光発電の設置が義務付けられると予想できるため、新築の計画がある方は導入を検討しておきましょう。

注文住宅のエソラでは、太陽光発電や蓄電池の導入についても相談を受け付けているため、これから住宅を建てようと考えている方は一度ご相談ください。

 

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