2023.07.15
注文住宅の見積もり依頼の流れ|明細項目の見方と確認時の注意点を解説
注文住宅を建てようと考えた時に、価格がいくらになるかが一番気になる項目の方も少なくないはずです。注文住宅に掛かる費用を知るためには、ハウスメーカーに見積もりを作成してもらい、確認しなければなりません。
しかし、初めて注文住宅を建てようと考えている方の中には、見積もり依頼の流れや見方がわからない方も少なくないでしょう。
そこで、本記事では、注文住宅の見積もりを作成してもらうまでの流れと見方をわかりやすく解説します。これから、注文住宅を建てようと考えている方は参考にされてください。
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- 選択肢が多すぎて、どの設備が本当に必要かわからない
- このまま進めて良いのか不安が残っている
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1.注文住宅の見積もりを作成する流れ
注文住宅の見積もりを作成する流れは、主に以下の4ステップです。
- ハウスメーカーを探す
- 理想の家の設計を提示して、見積もりを依頼する
- 見積もりが問題なければ契約へ
- 見積もりに納得いかなければ、他のハウスメーカーを探す
それぞれの流れを理解し、正しく見積もりを作成してもらいましょう。
1.ハウスメーカーを探す
まずは、見積もりを作成してもらうハウスメーカーを探します。ハウスメーカーを探すには、以下のような方法があります。
- 住宅展示場で話を聞
- 完成見学会に参加する
- 雑誌から探す
- 相談所から紹介してもらう
ハウスメーカーを探す際には、理想のデザインを実現できるかであったり、耐震性や断熱性能に問題がないかであったりを確認しておきましょう。
また、見積もりを依頼する予定のハウスメーカーは、複数の候補を選択しておいてください。なぜなら、思い通りの見積もりでなかった場合には、違うハウスメーカーに依頼しなければならないためです。
複数のハウスメーカーを選択した後には、一番気になった住宅会社に相談しましょう。
2.理想の家の設計を提示して、見積もりを依頼する
ハウスメーカーを絞り込んだら、第一希望の住宅会社に理想の家の設計を説明し、見積もりを依頼します。スムーズに見積もりを出してもらうためにも、相談する前に理想の注文住宅の広さや間取りを簡単に考えておきましょう。
家のどの部分をこだわりたいかなど、細かいところまで決めておくと、見積もりもより詳細に出してもらえます。
3.見積もりが問題なければ契約へ
見積もりをみて、細かい部分を説明してもらい、予算内で収まりそうであれば、契約に進みます。
ただ、ハウスメーカー1社のみに見積もりを出してもらい契約に進んでしまうと、あとから「あっちのハウスメーカーの方がもっと良い家が建てられた!」となりかねないため、詳細内容や予算をじっくり検討し、問題がなければ契約に移行しましょう。
4.見積もりに納得いかなければ、他のハウスメーカーを探す
見積もりを確認して、内容に納得いかない部分があった場合には、他のハウスメーカーに同じ設計の住宅で見積もりを出してもらいます。
時間があるのであれば、複数のハウスメーカーで見積もりを出してもらい比較することで、それぞれの特徴がわかり、依頼する住宅会社が決めやすくなります。
複数のハウスメーカーで見積もりを出してもらう際には、必ず同じ設計の家で出してもらわなければ正確に比較ができないので注意が必要です。
2.注文住宅の見積もりの見方と項目
見積もりを出してもらえても、見方がわからないと、実際には必要のないお金を払わないといけなくなる可能性があるため、勉強が必要です。注文住宅の見積もりには、大きく分けて以下の3つの項目があります。
- 建物本体工事費
- 付帯工事・外構工事費
- 諸経費
それぞれの項目の内容と見方について解説します。
建物本体工事費
建物本体工事費とは、住宅の建物自体に掛かる費用を指します。見積書の中で建物本体工事費は、以下のような項目が含まれます。
- 基礎工事
- 外壁工事
- 左官工事
- 金属工事
- 塗装工事
- 内装工事
- 木工事
建物本体に掛かる費用のため、見積もりの中で最も価格が高くなる項目です。特に木工事費や内装工事費の価格が高いため、チェックしておきましょう。
ハウスメーカーによっては、上記のような項目の記載がなく、本体工事費としてまとめている場合もあるため、複数の会社で比較をする場合には、詳細まで記載するように依頼してください。
付帯工事・外構工事費
付帯工事・外構工事費とは、建物本体とは別に住宅に関する設備に関わる費用を指します。付帯工事・外構工事費には、主に以下のような項目が含まれます。
- 電気工事
- 環境管理費
- 給排水工事費
- 地盤改良工事費
- 解体工事費
付帯工事・外構工事費には、電気や水道、ガスなどのインフラ工事費が含まれています。そのため、複数のハウスメーカーでの工事費用に大きな差がない項目です。
ただ、地盤改良費や解体工事費が含まれているため、住宅を建てる予定の土地の状態や地盤状況によって価格が変動することは理解しておきましょう。
諸経費
諸経費は、住宅の工事費用以外に掛かる費用を指します。諸経費には、主に以下のような項目が含まれます。
- 地盤調査費
- 事務手数料
- 登記費用
- 上棟式費用
登記費用や上棟式費用などは、ハウスメーカーが違っても価格に大きな差はありません。そのほかに、概算で保険料なども記載されている場合もあるため、確認しておきましょう。
3.注文住宅の見積もりを確認する際の注意点
注文住宅の見積もりをもらう際には、以下の3つに注意しましょう。
- 詳細を説明してもらう
- 価格が変動する可能性を聞く
- 諸費用まで詳細に確認する
実際に見積もりをもらう際に、上記の点を注意しておかなければ、費用が変動する可能性が高く、予算通りに注文住宅を建てられなくなる可能性があるためです。
それぞれの注意点について詳しく解説します。
詳細を説明してもらう
ハウスメーカーに見積もりを出してもらい、確認する際には、それぞれの項目がどのような費用であり、その内訳を説明してもらいましょう。
詳細を知らずに金額だけをみて決めてしまうと、工事のどこにいくら費用が発生しているかを確認できないためです。
また、他のハウスメーカーと比較する際にも重要になるので、詳細は必ず聞いておきましょう。
価格が変動する可能性を聞く
見積書に記載されている金額は、あくまで見積もりであるため、契約後に価格が変動する可能性は十分にあります。
そのため、見積もりを出してもらい、ハウスメーカーと一緒に確認する際に、どの項目の金額がどれくらい変動する可能性があるかを確認しておきましょう。
変動する可能性を聞いておかないと、実際に注文住宅を建てたあとで、予算をオーバーする可能性があるためです。
諸費用まで詳細に確認する
注文住宅の見積もりを確認する際には、諸費用の項目も十分に確認しておきましょう。
諸費用には、工事以外に掛かる費用が記載されていますが、ハウスメーカーによっては項目が一まとめにしてあり、見積書からは詳細を確認できない場合があるためです。
予算がオーバーしたとき、何をカットするのか、どのような対応が望ましいかは、別記事「新築注文住宅で予算オーバーしたら|コストカットのポイントを解説」も一緒にご覧ください。
4.見積もりは複数のハウスメーカーで比較を
ここまで、注文住宅の見積もりの項目と見方、注意点に触れてきましたが、実際に見積もりをとる際には、複数のハウスメーカーで比較する方法がおすすめです。
一つのハウスメーカーの見積もりを見ただけで契約してしまうと、その価格が妥当なのかを判断できないためです。
ただ、見積もりの価格が安いからという理由だけで契約するのも危険です。工事や施工方法がよくなかったり、欠陥住宅であったりとトラブルになる可能性があるため、見積もりの価格と同時に今まで建てた住宅の実績があるかどうかや口コミを確認するなど、他の要素を考慮してハウスメーカーを決めるように注意してください。
5.まとめ
今回は、注文住宅における見積もりの取り方と見方について、詳しく解説しました。
注文住宅における見積もりは、大きく分けて建物本体工事費、付帯工事費、諸経費の3つに分類されます。
それぞれの項目に何が記載されていて、価格がいくらかを見積書を見て判断できるようになっておきましょう。
また、見積もりを取る際には一つのハウスメーカーだけでなく、複数から取っておくことで比較ができるので、一社だけで契約せずに検討してください。
注文住宅のエソラでも、お客様の要望と予算に合わせて見積もりをお出ししますので、ぜひ一度ご相談ください。
新築計画の進め方でお困りではありませんか?
- 選択肢が多すぎて、どの設備が本当に必要かわからない
- このまま進めて良いのか不安が残っている
- 2,000万円でどのような家が建てられるのか相談したい
エソラでは、こうした「新築に関するわからない」を解決するための個別相談会を実施しています。経験豊富なスタッフが、あなたの理想とニーズに合わせた最適なアドバイスを行います。
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