2023.05.15
フローリングは何で選ぶ?新築住宅に適した床材の選び方を解説
新築住宅の床材は、フローリングを採用する人が多い傾向にあります。しかし、フローリングやその他の床材の特徴を知らずに選んでいる人も少なくありません。
そこで、本記事では、フローリングの種類やそれぞれのメリット、デメリットを交えて解説します。
記事の後半では、フローリング以外の床材についても紹介しているので最後までご覧ください。
これから新築住宅を建てる方が床材を選ぶ際にヒントになる内容ですので、ぜひ参考にされてください。
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1.新築住宅のフローリングには2種類ある
新築一戸建ての住宅を建てる際に使用されるフローリングは、主に以下の2種類があります。
- 無垢フローリング
- 複合フローリング
それぞれのフローリングの特徴を簡単に解説します。
無垢フローリング
無垢とは、「潔白」や「けがれがない」という意味があります。無垢フローリングとは、単層フローリングタイプの一種で、一枚板の木材を加工した床材を指します。
文字の意味からもわかるように、純粋に木材だけを使用した床材が無垢フローリングです。
無垢フローリングのメリット
無垢フローリングのメリットは主に以下の2つです。
- 調湿作用が優れている
- 時間とともに深みが出る
無垢フローリングは自然素材をそのまま使用するため、木に備わっている湿気を吸収したり放出したりする作用が働き、湿気を調整する調湿作用が優れています。
また、木材の表面を加工しないため、時間とともに木の質感や色が変わり深みが出るのも特徴です。
無垢フローリングのデメリット
反対に無垢フローリングのデメリットは、主に以下の3つです。
- コストが高くなる傾向にある
- デザインが選べない
- 湿度によって反ることもある
無垢フローリングは複合フローリングと比べるとコストが高くなる傾向にあります。材料費だけでなく施工にも手間が掛かります。
また、無垢は木材をそのまま使用するため、デザインを自由に決めることはできません。無垢フローリングを施工後に、思い描いていたデザインと違って見える可能性があります。さらに自然な木材と同じように湿度が高ければ膨らみ、乾燥していると縮む性質があります。極端な乾燥・湿度になると反ってしまう恐れも。
無垢フローリングは、木材の温かみや機能を受けるメリットがある反面、コストが掛かったり、自由なデザインを選べないデメリットがあることを覚えておきましょう。
複合フローリング
複合フローリングは合板に突き板やシートを貼り付けた床材です。無垢フローリングとは違い、板の表面を加工して床材にするため、層が複数でき複合と呼ばれています。
表面を自由に加工できるため、複合フローリングのデザインは豊富です。
複合フローリングのメリット
複合フローリングを選ぶメリットは、主に以下の3つです。
- 無垢フローリングと比べると比較的コストが安い
- デザインの幅が広い
- 加工しやすいため、どのような形にも対応できる
複合フローリングは、無垢フローリングと比べるとコスト比較的コストが安いが安い傾向にあります。機能性やデザイン性が高いものは無垢フローリングよりもコストが高くなる可能性がありますが、総合的にはコストが安くなります。
また、合板に突き板やシートを貼り付けるため、デザインが豊富です。色や模様もさまざまなデザインが用意されているので、自由に選べます。
さらに、複合フローリングはさまざまな形に加工できるため、部屋の形が特殊でも対応できるのもメリットの一つです。
複合フローリングのデメリット
複合フローリングを選ぶデメリットは、主に以下の2つです。
- 安っぽい印象を受ける可能性がある
- 経年劣化しやすい
複合フローリングは、合板にシートや突き板を貼り付けただけのものが多いため、デザインによっては無垢フローリングよりも安っぽい印象を受ける可能性があります。
また、無垢フローリングと比べると経年劣化がしやすい傾向にあるため、途中でリフォームをしないといけない場合もあります。
複合フローリングはコストが安く、デザインが豊富なメリットがある反面、安っぽい印象を受けたり、経年劣化してしまう可能性があることを覚えておきましょう。
2.その他の床材の特徴
フローリング以外にも床材には、以下の4つの種類があります。
- フロアタイル
- カーペット
- タイル
- クッションフロア
それぞれの床材の特徴を簡単に解説します。
フロアタイル
フロアタイルは塩化ビニール素材のタイルを敷き詰めるタイプの床材です。
フロアタイルには、さまざまな木目のデザインや石目のデザインがあり、本物の素材に近い色合いを表現できます。敷き詰めるだけのため、施工が簡単であり、メンテナンスも容易です。
ただ、防音性やクッション性が低いデメリットもあります。
カーペット
カーペットタイプは、ウールやナイロンなどの繊維素材を使った床材です。断熱性能や防音性が高い特徴があります。
機能性が高い反面、メンテナンスが必須であったり、コストが高くなるデメリットがあります。柔らかい床にしたい場合にはカーペットがお勧めです。
タイル
タイルはフロアタイルと違い、単層構造の床材です。
フロアタイルは合板にシートを貼り付けますが、タイルは樹脂を練り合わせてそのまま床材として使用します。
タイルの床材は、樹脂を練り合わせて作るため、汚れにくく、メンテナンスが容易な特徴があります。また、石のような質感となるため、高級感がでます。
ただ、冬は床が冷たくなったり、他の床材と比べるとコストが高くなるデメリットもあります。
クッションフロア
クッションフロアは、クッション性に優れた塩化ビニール素材を用いた床材です。
クッションフロアは、塩化ビニール素材を用いているため、耐水性が高かったり、メンテナンスが容易であったりする特徴があります。さらに、デザインが豊富な点もメリットです。
ただ、劣化が早かったり、デザインによっては安っぽくみえてしまうデメリットもあります。
耐水性が高いため、キッチンや洗面所などの水回りに使用すると効果を発揮します。
3.床材を選ぶ際のポイント
床材にはフローリングを含めて、さまざまな種類があります。種類がたくさんありすぎて、どれを選べばよいか迷う方も多いはずです。
そこで、床材を選ぶ際に抑えておきたいポイントを4つ紹介します。
- テイストに合う素材を選ぶ
- 部屋の使用用途で選ぶ
- サンプルを確認しておく
- お手入れ方法を確認しておく
床材選びで失敗しないためにも参考にされてください。
テイストに合う素材を選ぶ
床材を選ぶ際には、住宅の色調を基準に選ぶと良いでしょう。
暖かく柔らかい雰囲気であれば無垢フローリングであったり、シンプルで落ち着いた雰囲気であればタイルを選んだりとイメージする住宅の色調を基準に選ぶと良いです。
複合フローリングやフロアタイルであればデザインも豊富で、住宅に合った色調が探しやすいでしょう。
部屋の使用用途で選ぶ
床材を選ぶ際には、それぞれの部屋の使用用途によって使いわけると良いです。
例えば、水周りである洗面所やキッチンであれば耐水性の高いクッションフロアを使用し、その他は無垢フローリングを使うといった具合です。
使用用途で床材を選ぶとメンテナンスや掃除がしやすくなるメリットがあります。
サンプルを確認しておく
床材を選ぶ際には必ずサンプルを確認しておきましょう。
デザインだけでなく、触った感じを確認しておくことをおすすめします。
また、実際に色合いを見ておかないと床に敷き詰めたときにイメージと違う可能性があるため、後悔しないためにも確認は必須です。
お手入れ方法を確認しておく
床材は種類によってメンテナンスの方法が異なります。
水や汚れに強い種類なら良いですが、定期的にメンテナンスが必要となる種類は、お手入れ方法を確認しておきましょう。
できるだけ長く床材を使用するためにも、適切なメンテナンスは必要です。
4.まとめ
今回は、新築住宅におけるフローリングについて、種類やメリット、デメリットを解説しました。
フローリングには無垢と複合の2種類があり、それぞれにメリット、デメリットがあります。さらに、フローリング以外にも床材には種類が複数あるため、目的に応じて選ぶように心掛けてください。
フローリングを含めた床材は、部屋の雰囲気を決めるポイントにもなるため、慎重に選びましょう。
デザイン性と暮らしやすさ、どちらも妥協したくない方へ
エソラでは、土地の特性を最大限に活かした、個性的で居心地の良い住まいをお届け。お客様の理想の暮らしをトータルコーディネートし、ブランド住宅地で数々の実績を持つ建築家がデザインを手がけます。
- 世界に一つだけの特別な一邸
- 機能性と美しさを兼ね備えた設計
- 心地よく快適に暮らせる空間づくり
注文住宅のエソラは、暮らしやすさを第一に考え、理想をカタチにしていきます。まずは資料請求をして、新築のイメージを膨らませてみませんか?