2025.01.09
おうちの結露対策11選。快適な住環境を保つためにできること
冬になると乾燥が気になる一方で、住宅においては結露に悩んでいる方も少なくないはずです。結露は、暖かい空気が冷たい空気によって冷やされることで発生するため、外の空気が寒くなる冬に窓際に見られる現象です。
結露が発生すると、ただ窓が濡れてしまうだけでなく、カビが発生して健康被害を起こしてしまったり、建具や住宅に使われている木材を腐敗させてしまったりする可能性があります。
そのため、冬になる前から結露対策について理解しておき、準備しておかなければなりません。
本記事では、結露が及ぼす影響から対策方法まで詳しく解説します。記事の後半では、これから住宅を建てる方向けにできる結露対策についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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1.結露が及ぼす影響
結露とは、空気中に含まれる水分が冷たい空気に冷やされて、壁や窓に水滴が発生する現象を指します。
空気中に含まれる水分は暖かい空気に多く含まれており、湿度が高い状態です。反対に、冷たい空気に含まれている水分は少ないため、湿度が低くなります。
暖かい空気と冷たい空気に含まれる水分に差があることにより、暖かい空気が冷やされると湿度が下がるため、水分が結露として出現します。
そのため、結露が発生する場所は暖かい空気が冷たい空気に触れる窓に多く発生します。家の断熱性能によっては、壁や床下にも発生することがあります。
結露は、ただ水分が発生し濡れてしまうだけでなく、以下のような影響を及ぼします。
- カビの発生
- ダニの繁殖
- 建具や木材の腐敗
それぞれの影響を詳しく解説します。
カビの発生
カビの発生は、結露による最も多い影響の一つです。カビは湿気が多い場所に多く発生するため、結露は住宅におけるカビの原因になります。
カビが発生してしまうと、見た目だけでなく、建具が傷んだり、健康被害を及ぼす可能性があります。カビは、喘息やアトピーなどのアレルギーの原因になるともいわれているため、特に小さな子供がいる場合には注意が必要です。
ダニの繁殖
結露が発生すると、ダニも繁殖してしまう可能性があります。結露が発生し、カビが繁殖すると、カビをエサとするダニも増えてしまうためです。
ダニが増えてしまうと、死骸やフンが体内に入ることで、カビ同様にアレルギーの原因になってしまいます。アレルギーの原因の7〜8割はダニによるものともいわれているため、注意が必要です。
建具や木材の腐敗
結露が発生してしまうと、水分を建具や木材が吸い込んでしまい腐敗してしまう可能性があります。窓枠や柱に使われている木材が結露の水分を吸い込んでしまうと、木材の中にある腐朽菌が繁殖してしまい、木材が腐敗してしまうためです。
窓枠以外にも床下の木材は結露の影響を受けやすく、住宅の土台ともなるため、結露対策は必須です。
2.結露対策7選
結露は住宅や人体にも影響を与えるため、寒い冬には対策が必須です。今回は、結露対策の中でも代表的な7つの方法を詳しく解説します。
- 適度な換気
- 水分を含む物を窓近くに置かない
- 除湿器の使用
- 電気暖房器具を使用する
- 結露対策グッズの使用
- 室温を上げすぎない
- 窓ガラスやサッシの変更
それぞれの方法について、詳細を紹介します。
適度な換気
適度な換気は、結露対策の中でも今すぐに取り入れられる方法です。換気を頻繁に行うことで、住宅内にこもっている水分を多く含んだ空気を外に出すことができるため、結露対策になります。換気により外と住宅内の気温差を一時的に減らすことができるため、結露の発生を抑制できます。
水分を含む物を窓近くに置かない
結露は、住宅内の空気中に含まれる水分が冷やされて発生するため、住宅内の湿度が上がると結露が発生しやすくなります。水槽や植物などの水分を多く含む物を窓の近くに置いてしまうと、窓周囲の湿度が高くなってしまうため、結露が発生しやすくなってしまいます。
そのため、水槽や植物などは窓から離れた場所に置いておくだけでも結露対策になります。
除湿器の使用
室内の湿度を下げると結露は発生しにくくなるため、除湿器の使用も結露対策になります。ただ、除湿器を使用すると、湿度だけでなく温度も下げることになるため、室温を調整しながら使用すると結露対策になります。
電気暖房器具を使用する
灯油を使用するストーブなどは、燃料を燃やす際に水蒸気も多く発生するため、温度とともに湿度も高くなりやすい傾向にあります。そのため、室温を上げたいときには、灯油ストーブなどは使わずに電気ストーブや暖房を使用するだけでも結露対策になります。
結露対策グッズの使用
結露に悩む人も少なくないため、ホームセンターなどには結露対策グッズが多く販売されています。その中でも以下の3つの対策グッズがおすすめです。
- 結露防止シート
- 結露防止テープ
- 結露防止スプレー
結露防止シートと結露防止テープは、窓に貼り付けて使用するため、見た目が気になる方におすすめです。また結露防止スプレーは、窓に吹き付けて使用するだけのため、手間が少なく、見た目も普通の窓と変わらない特徴があります。
室温を上げすぎない
結露を発生させないためには、住宅内の温度を上げすぎないような設定が重要です。室温が上がると、湿度も上がってしまうため、外気温との差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。理想の室温は20℃程度が良いとされているため、暖房の設定温度にも注意しておくと結露対策になります。
窓ガラスやサッシの変更
結露対策の中でも、最も効果的な対策が窓ガラスやサッシを変更する方法です。リフォームになるため、コストは高くなりますが、断熱性能の高い窓ガラスやサッシに変更することで、外気温の影響を受けなくなるため、結露が発生しにくくなります。
毎日結露の除去に悩むのであれば、思い切ってリフォームをする方法がおすすめです。
3.新築住宅を建てるときにできる結露対策
これから新築住宅を建てる人も結露対策は必須です。住宅を建てた後で、リフォームするとコストが高くなるため、新築住宅を設計する時点で結露対策をしておくと安心です。
新築住宅を建てる際にできる結露対策は、主に以下の4つがあります。
- 複層ガラスを採用する
- 断熱性能の高いサッシを採用する
- 断熱性能を高める
- 効率的な換気が行えるシステムを採用する
それぞれの結露対策を詳しく解説します。
複層ガラスを採用する
複層ガラスは断熱性能が高いため、結露対策になります。複層になることで、ガラスとガラスの間に空気やガスが入っているため、外気温の影響を受けにくく、室内の空気が冷やされないため、結露が発生しなくなります。
複層ガラスについては、以下の記事で解説しているので参考にされてください。
関連記事:遮熱高断熱複層ガラスとは?一般的なガラスとの違いとメリットを解説
断熱性能の高いサッシを採用する
窓の結露対策は、ガラスだけでなくサッシにも注意が必要です。サッシがアルミだけで構成されている場合には、どんなにガラスの断熱性能が高くても、サッシに結露が発生してしまいます。
そのため、樹脂を使用した断熱性能が高いサッシを採用すると結露対策になります。
断熱性能を高める
住宅全体の断熱性能を高めることも結露対策になります。結露は窓周辺だけでなく床下や屋根裏でも発生するため、住宅全体の断熱性能を高めておかなければなりません。
断熱性能を高めることは、結露対策になるだけでなく、快適な住環境を実現するためにも重要な項目のため、新築住宅を建てる際には優先的に設計すると良いでしょう。
効率的な換気が行えるシステムを採用する
結露対策をする際には、換気も重要です。換気がうまくいかなければ、湿度の高い空気が住宅内にこもってしまうためです。
効率的な換気を行える代表的なシステムに全熱交換型換気システムがあります。全熱交換型換気システムは、ただ換気を行うだけでなく、温度と湿度を調整してくれるため、結露対策に効果的です。
全熱交換型換気システムに関しては、以下の記事を参考にされてください。
関連記事:全熱交換型換気システムとは?メリットとデメリット、換気システムの種類を解説
4.まとめ
今回は住宅における結露対策について、結露が発生する原因からすぐにできる結露対策を中心に解説しました。
結露は、水分を多く含んだ暖かい空気が外気温により冷やされることで、発生します。結露が発生するとカビやダニの繁殖の原因になり、アレルギーなどの健康被害を引き起こす可能性があります。
結露対策としては、換気や室温の調整、結露対策グッズを使用する方法があります。これから新築住宅を建てる方は、設計の時点で結露対策も考慮しておくと、安心して生活できるようになるでしょう。
注文住宅のエソラでは、結露対策に必要な断熱性能や換気システムを採用しているので、これから理想の新築住宅を建てようと考えている方は、ご連絡ください。
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