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2024.09.30

  • 暮らしの講座

新築住宅は間取りで住み心地が大きく変わる。事例とともに間取りの考え方を紹介

間取り

新築住宅を建てる際には、間取りの設計が快適な生活をしていく上で重要なポイントになります。間取りにより、生活動線が変わったり、収納スペースが充実しているかどうかであったりが大きく変わるためです。

しかし、これから新築住宅を建てようと考えている方は、どのような視点で間取りを決めて良いかわからない方がほとんどのはずです。

そこで本記事では、間取りを決める際のポイントを詳しく解説します。記事の後半では、事例を交えて間取りを紹介するので、これから新築住宅を建てて間取りを設計しようと考えている方はぜひ参考にされてください。

 

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1.時代に合わせた間取りを作るポイント

住宅の間取りは、時代によっても大きく変わります。今回は、現在の住宅需要に合わせた間取りを作るポイントを場所別に4つ紹介します。

間取りのポイント
  • 1階の間取り
  • 階段の設置場所
  • 収納
  • 家事動線

1階の間取り

以前は、客間として活用するために1階に和室を設ける設計が多く取り入れられていました。しかし、現在は家に訪問し、客間を利用する機会が少なく、和室を設置するメリットは少なくなりつつあります。

そのため、和室を無くして、リビングやキッチンを広くする設計がおすすめです。リビングを広くすると、開放感があり、リラックスできるため家族での時間もゆっくり過ごせます。また、キッチンが広くなればゆとりを持ってキッチン内を移動できるため、ストレスの軽減が図れます。

年に数回しか使用しない客間を作るよりも、日頃から使用するリビングやキッチンを充実させた方が良いでしょう。

階段の設置場所

以前は、二階建て以上の住宅の場合、玄関から入るとすぐに階段があり、2階に上がる設計が多く採用されていました。しかし、玄関からすぐに階段があると、子供がそのまま2階に上がれるため、両親と顔を合わせることなく、自分の部屋に上がってしまい、コミュニケーションが取りづらい環境になります。

そのため、両親と顔を合わせる機会を増やし、コミュニケーションを取りやすくする環境として、階段をリビングに設置すると良いでしょう。

収納

以前は、それぞれの部屋に小さな押入れやクローゼットしかなく、すべての服や物を収納するためには、タンスなどの家具を置かなければなりませんでした。タンスなどの家具を置いてしまうと、部屋が狭くなってしまいます。

そのため、間取りを設計する際には、ファミリークローゼットやウォークインクローゼットを採用すると、部屋の有効スペースが広くなります。また、玄関においても靴棚を置くよりもシューズインクローゼットを採用することで、玄関に開放感が生まれます。

それぞれの部屋で収納するよりも一つにまとめることで、使えるスペースが広くなるでしょう。

家事動線

以前の住宅は、平屋が多く、廊下が長い設計になっていたため、洗濯物を干すなどの家事を行う際に、移動距離が長くなっていました。

しかし、現在はキッチンや洗面台、お風呂などの水回りの設備を近くに設計し、家事動線を短くする設計が主になっています。家事動線が短くなると、時短になり、家族と過ごす時間も作れたり、自分の時間を確保できたりします。

家事は毎日しなければならないため、できる限りストレスの少ない間取りにしたいところです。

 

2.間取りを決める際のポイント

新築住宅の間取りを決める際には、さまざまな事を考慮して設計しなければなりません。間取りは、快適な生活を送るために重要な項目の一つだからです。新築住宅において間取りを決める際には、以下の5つのポイントに着目して設計しましょう。

間取りを決めるポイント
  • 家族構成
  • 動線
  • 収納
  • 彩光
  • プライバシー

それぞれのポイントを詳しく解説します。

家族構成

間取りを決める際には、まず部屋の数を決めなければなりません。そのためには、現在の家族構成と今後増えるであろう家族を把握しておく必要があります。

子供が増えていくのであれば子供部屋を検討しなければなりません。また、両親や祖父母と生活するのであれば、トイレなどへの動線を短くするなどの間取りを工夫しなければなりません。

家族が生活しやすい住宅を作るためにも、まず家族構成を把握し、今後の変わりゆく生活状況を想像して間取りを設計する必要があります。

動線

住宅の間取りを決める際には、生活動線も重要なポイントの一つです。生活の動線を考えずに間取りを決めてしまうと、住宅内での移動距離が長くなり、ストレスになってしまいます。

そのため、できる限り生活動線が短い間取りの設計が必要です。例えば、洗濯機を置いている場所から干す場所を近くしたり、キッチンのすぐ近くに食材を置くパントリーを設置したりするなどが挙げられます。

収納

間取りを決める際には、収納も重要なポイントの一つです。収納の場所により、住宅内の整理整頓のしやすさに関わってくるためです。

まとめて収納できるように、広いウォークインクローゼットを採用したり、食材を収納するパントリーを採用したりなどが挙げられます。

快適な住環境を作るためには、整理整頓され、使用しやすい環境が必要になるため、収納を間取りと合わせて考えておかなければなりません。

彩光

間取りを決める際には、彩光も考えておく必要があります。彩光が十分でなければ、住宅全体が暗くなってしまいます。

特にリビングにおける彩光は重要なポイントの一つで、住宅の間取りを決める際には、まず彩光が最も良い場所にリビングを設置すると良いでしょう。

彩光は、方角や周りの建物により大きく異なるため、事前に周囲の環境を調べておかなければならないでしょう。

プライバシー

住宅の間取りを決める際には、プライバシーにも配慮しなければなりません。住宅内が外から見えたり、音が外に漏れたりしないような間取りの工夫が必要です。

例えば、浴室は道路に面していない部分に配置したり、リビングも隣の家や道路に音が漏れないような間取りにしたりする工夫があります。

プライバシーは安心して生活する上でも重要なポイントの一つなので、間取りを決める際には家族のプライバシーにも配慮しましょう。

 

3.間取りの事例を紹介

ポイントを抑えた上で、イメージが湧かない人も少なくないはずです。ここでは、注文住宅エソラで実際に住宅を建てた方の間取りを紹介します。他の人がどのような間取りを採用したかを参考にすることで、理想の住宅を再現しやすくなります。

木漏れ日の家

玄関や玄関ホール、LDKを一体化して開放感がある間取りになっています。また、2階の洋室12帖の部屋は子供部屋として2分割できるような設計にしています。

他にも和室を無くしてLDKを広くしているのも間取りの設計のポイントです。吹き抜けもあるため、以下の住宅は非常に開放感があります。開放感を作るためには、気密性、断熱性が高くなければなりません。

緑の中の家

家事動線を考慮した間取りになっています。アイランドキッチン周辺に水回りを集約して、家事をする際の距離をできる限り短くしています。

また、各部屋のクローゼット以外にもファミリークローゼットを設置し、収納が広い間取りを実現しています。

外に閉じ内に開く家

一般的にある客間を無くして、19帖の広いLDKを配置しています。また、家族のプライバシーを守るためにも、2階にそれぞれの部屋を配置している間取りです。

また、間取りではないですが、玄関の屋根を大きくしているので、雨の日でも濡れないような設計になっています。

緑と陽が心地いい家

玄関に大きなシューズクローゼットを設けて、玄関まわりがスッキリするような設計になっています。

また、家事動線も集約し、収納もパントリーやリネン庫も設置、家事がしやすいような間取りです。

他の住宅には無い間取りとして、2階の階段ホールにデスクを設置し、読書やパソコンができるスペースを配置しています。階段を有効活用することで、LDKにデスクを配置する必要がなく、スペースが広くなります。

 

4.まとめ

今回は、間取りについて、時代における設計のポイントや配置する際の注目する場所について紹介しました。

間取りは、生活環境を決める上で最も大切な設計になるため、生活動線や収納などを抑えつつ慎重に考える必要があります。

家族構成や周りの環境も事前に確認しつつ、住宅会社と相談して間取りを決めると良いでしょう。住宅会社も今までの実績があるため、様々なアイデアを提案してくれるはずです。

注文住宅のエソラでも、今回紹介した間取り以外にもさまざまなアイデアを持っているので、これから住宅を建てようと考えている方は一度ご連絡ください。

 

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