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2024.08.10

  • 暮らしの講座

新築の平屋を建てる際に注意しておくこととは?メリットとデメリットを交えて解説

新築住宅を建てようと計画する際、最初に検討する内容は「平屋にする」か「2階建てにする」かが主になる方が多いはずです。

平屋にするか2階建てにするかは、家族構成や年齢なども考慮する必要がありますが、それぞれのメリットやデメリットを理解しておく必要があります。

平屋には、生活がしやすい動線が作れたり、家族でコミュニケーションが取りやすかったりなどのメリットがある一方で、広い土地が必要であったり、価格が高くなる可能性があったりなどのデメリットがあります。

本記事では、平屋のメリットやデメリットに加えて、新築で平屋を建てる際にできる工夫について紹介します。これから新築住宅を建てようと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

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1.平屋の新築を建てるメリット

新築の平屋を建てるメリットは、主に以下の5つがあります。

平屋のメリット
  • バリアフリー対応の住宅になりやすい
  • 家族とコミュニケーションが取れる
  • メンテナンス費用が抑えられる可能性がある
  • 動線がスムーズ
  • 構造が安定している

それぞれのメリットを詳しく解説します。

バリアフリー対応の住宅になりやすい

平屋住宅は、部屋から部屋への移動が横の移動になるため、段差を作る必要がありません。そのため、2階建て住宅と比べるとバリアフリーへの対応がしやすくなります。

高齢になり、足腰が弱くなると小さな段差でも転倒するリスクがあるため、住宅を建てる時点でバリアフリーへの対応をしておく必要があるでしょう。

家族とコミュニケーションが取れる

平屋住宅は、部屋と部屋が隣同士で繋がっているため、家族で顔を合わせる機会が多くなります。そのため、家族でコミュニケーションを取りやすくなります。

2階建てになると、2階の部屋に入ってしまうと、家族との距離も遠くなり、声も届きにくいため、自然とコミュニケーションが減ってしまう恐れがあります。

メンテナンス費用が抑えられる可能性がある

平屋住宅は、メンテナンス費用が2階建て住宅と比べると安く抑えられる可能性があります。

特に、外壁や屋根の修繕の際に、平屋であれば高さがないため、余計な足場を作らなくても作業ができるため、施工費が抑えられます。

また、天井や床などのメンテナンスにおいても、2階建ては内部構造が複雑なため、メンテナンスが必要になる場合がある一方で、平屋住宅は、1階だけの構造になるため、メンテナンスが容易であるメリットがあります。

動線がスムーズ

平屋住宅は、上下の移動がなく、横移動だけになるため、生活動線の設計がしやすく、スムーズに動き回れます。

リビングを中心に配置し、周りに部屋を配置することで、家事をする際にも動線がスムーズになり、余計な移動が必要なくなる可能性があります。

構造が安定している

平屋住宅は、基礎が広く、高さがないため、構造が安定しており、地震の影響を受けにくいメリットがあります。

2階建てであれば、高さがあり、基礎が狭いため、揺れやすい構造になっており、不安定な部分がありますが、平屋住宅は土台がしっかりしており、比較的安定しているといえるでしょう。

 

2.平屋の新築を建てるデメリット

新築の平屋住宅を建てる際のデメリットは、主に以下の4つがあります。

平屋のデメリット
  • 価格が高くなる
  • 彩光に注意
  • 広い土地が必要
  • プライバシーが守られにくい

それぞれのデメリットを詳しく解説します。

価格が高くなる

平屋住宅は、2階建て住宅と比べると、同じ延べ床面積の住宅を建てた際に、建築費用や固定資産税が高くなる傾向にあります。

建築費用が高くなる理由としては、2階建て住宅と比べると平屋住宅は、基礎や屋根の面積が広くなる点が挙げられます。

基礎や屋根の工事費用は、建築コストを占める割合が高いため、自然と平屋住宅の建築費用が高くなりがちです。

彩光に注意

平屋住宅を建てる際には、周りの環境を確認し、彩光について考えなければなりません。もし、住宅を建てる土地の周りに高い建物ばかりの場合は、平屋住宅を建ててしまうと彩光がしにくく、暗い住宅になってしまう可能性があります。

2階建てであれば、高さがある分、彩光がしやすい設計にできますが、平屋住宅は高さがない分、工夫がしにくいため、土地選びも重要になるでしょう。

広い土地が必要

平屋住宅を建てる際のデメリットには、広い土地が必要になる点が挙げられます。住宅の部屋数が多くなればなるほど、広い土地が必要となり、その分のコストも高くなります。

また、都心部であれば広い土地を探すことは容易ではないため、そもそも平屋住宅が建てられない可能性も考えられるでしょう。

このように、平屋住宅はどこでも建てられるわけではなく、場所を選ぶ必要があることを覚えておきましょう。

プライバシーが守られにくい

平屋住宅は、全ての部屋が1階に配置されるため、プライバシーが守られにくい可能性があります。

特に寝室や子供部屋も1階に配置され、外から中が見えてしまう可能性があるため、常に配慮が必要になるでしょう。

プライバシーを守るためにも、道路側に配置する部屋を客間等にするなどの工夫が必要となります。

 

3.新築の平屋を建てる際にできる工夫は?

新築の平屋住宅を建てる際には、以下の3つを考慮し、設計すると良いでしょう。

平屋建築の工夫
  • 老後を考えた設計にする
  • リビングを中央に配置する
  • 動線に配慮する

それぞれの考え方について詳しく解説します。

老後を考えた設計にする

平屋住宅の最大のメリットは、バリアフリーの生活環境が作れることです。そのため、平屋住宅を設計する段階から、老後を見据えた設計にすると、年齢を重ねた後も安心して生活できる住宅が建てられます。

具体的には、住宅内の段差を無くしたり、トイレやお風呂を広く設計したりなどが挙げられます。

リビングを中央に配置する

平屋住宅を建てる際には、リビングを住宅の中央に配置すると、快適な住環境を実現できます。

リビングを中央に配置する最大の理由は、他の部屋への動線がスムーズになる点です。動線がスムーズになることで、移動する距離が短くなり、家事もしやすくなります。

また、リビングが中央にあると、家族が自然と集まりやすくなるため、コミュニケーションが取りやすくなるのもメリットの一つです。

動線に配慮する

平屋住宅を建てる際には、横の移動が多くなるため、動線の考え方が重要となります。動線を考えずに部屋を配置してしまうと、無駄に移動をしなければならなくなるためです。

動線に配慮する例としては、脱衣所から洗濯物を干す部屋を隣同士に配置したり、寝室とトイレを近くに配置したりなどが挙げられます。

住宅を建てる前に、今の生活を振り返って、どのような行動パターンで生活しているかを考えておくことで、設計に役立てられるのでおすすめです。

生活動線は、新築住宅で生活する限りずっと必要になるため、設計段階で一番重要になる項目といえるでしょう。

 

4.まとめ

今回は、新築の平屋住宅を建てる際のメリットやデメリットを中心に解説し、記事の後半ではどのように工夫することで快適な平屋を建てられるかについて紹介しました。

平屋住宅は、2階建て住宅と比べると、動線がスムーズであったり、老後が安心な設計にしやすかったりするメリットがある一方で、広い土地が必要であったり、建築コストが高くなったりするデメリットがあります。

また、平屋住宅を建てる際には、広い土地が必要となるため、土地選びも重要になることを覚えておきましょう。

平屋住宅は、老後にも安心して生活できる住宅となるため、設計段階で住宅会社とライフプランを交えて話し合いを進めていくと安心です。

注文住宅のエソラでは、依頼主様の要望に合わせた平屋住宅を建てられるように支援してきた実績があります。もし、これから希望の平屋住宅を建てようと考えているのであれば、一度ご連絡ください。

 

デザイン性と暮らしやすさ、どちらも妥協したくない方へ

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