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2024.07.29

  • 暮らしの講座

吹き抜けのメリットとデメリット|リビングを広く見せるための工夫を解説

吹き抜け メリット デメリット

複数階の住宅を建てる際に、リビングを広く見せるために吹き抜けを取り入れることを検討する人は多いでしょう。

住宅に吹き抜けを設けることで、開放感や自然光の取り入れが増す一方、2階のスペースが減り、冷暖房の効率が悪くなるなどのデメリットもあります。

そのため、吹き抜けを設ける際には、断熱性能を強化したり、シーリングファンを設置したりするなどの工夫が必要となります。

本記事では、これから吹き抜けを作ろうと検討している方向けに、そのメリットとデメリットを詳しく解説します。記事の後半では、吹き抜けを設置する際の注意点やメンテナンス方法についても紹介しているので、最後までご覧ください。

 

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1.吹き抜けのメリット

吹き抜けを設けることで得られるメリットは、主に以下の4つがあります。

吹き抜けのメリット
  • 開放感が増し、リビングが広く感じられる
  • 彩光がしやすい
  • 2階から1階が見える
  • デザイン性の高いリビングになる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

開放感が増し、リビングが広く感じられる

住宅に吹き抜けを設ける最大のメリットは、開放感があり、リビングが広く感じられることです。

特に2階建ての住宅になると、1階の天井を高くできずに、圧迫感が生まれ、狭く感じてしまいます。しかし、吹き抜けを取り入れることで、例えリビングの面積が狭くても、高さに空間が生まれるため、広々とした印象になります。

リビングが広く感じられることで、リラックスできる空間が生まれ、家族でゆっくり過ごせる場所になります。

彩光がしやすい

住宅に吹き抜けを採用すると、高さが生まれるため、彩光がしやすくなります。

1階のままだと、リビングの配置にもよりますが、高さがないため、窓を設置しても光が入りにくい状態になります。しかし、吹き抜けを採用し、天窓や高い位置に窓を設置することで、彩光がしやすい状態になります。

彩光がよくなると、日中は電気を使用しなくてもリビング全体が明るくなるため、電気代の節約になったり、家族でリラックスできる空間が作れます。

2階から1階が見える

吹き抜けから1階が見渡せるような作りにすると、リビングにいる家族ともコミュニケーションが取りやすくなります。1階に降りずとも、2階から家族の顔が容易に見られるため、自然に会話が増えます。

例えば、小さな子供がいる場合には、2階からも子供を見守れるため安心です。

ただ、幼児や小学校低学年の子供が乗り越えて転落しないような工夫が必要となるでしょう。

デザイン性の高いリビングになる

吹き抜けを取り入れることで、デザイン性の高いリビングを演出できます。

高い位置に間接照明を採用したり、2階の手すりをデザイン性のある物を使ったりすることで、通常のリビングよりもデザインにこだわった空間が作れます。

そのため、吹き抜けを設ける際には、高い位置に照明を設置するなどの工夫一つで、理想的なリビングが実現します。

 

2.吹き抜けのデメリット

吹き抜けを設置することで発生する主なデメリットは次の3点です。

吹き抜けのデメリット
  • 冷暖房の効率が低下する
  • 音が2階に響きやすい
  • 2階のスペースが減る

それぞれのデメリットを詳しく解説します。

冷暖房の効率が低下する

吹き抜けを設けると、空間が広がり開放感が得られますが、その分冷暖房の効率が落ちる可能性があります。

冷暖房が効きにくくなるため、広さに適応した冷暖房器具でなければ、いつまでも快適な温度になりません。また、部屋の温度を調節しようと冷暖房器具が余計に稼働しなければならないため、電気代も高くなってしまいます。

音が2階に響きやすい

吹き抜けを採用すると、1階の生活音が2階にも伝わりやすくなります。これにより、2階の部屋で寝ていたり、仕事をしていたりする場合に、音が邪魔になってしまう可能性があります。

さらに、音だけでなく匂いも2階に広がる可能性があります。キッチンで料理していると、2階まで匂いが広がってしまうため、気を使いながら料理をする必要が出てくるでしょう。

2階のスペースが減る

吹き抜けを取り入れると、2階部分の面積を削って吹き抜けに割り当てるため、2階の床面積が狭くなります。その結果、部屋の数が減ったり、それぞれの部屋の面積が狭くなったりしてしまいます。

2階に十分な部屋数が欲しい方にとっては、吹き抜けは向かない可能性があります。

 

3.吹き抜けを作る際の注意点

ここまで、吹き抜けのメリットとデメリットについて解説しました。次に、それらを考慮したうえで、吹き抜けを設置する際の注意点を3つ紹介します。

注意点
  • 断熱性の強化が必要
  • 自然光の確保が重要
  • シーリングファンの設置を推奨

断熱性の強化が必要

吹き抜けを導入する際には、住宅全体の断熱性を高める必要があります。

吹き抜けによって空間が広がると、冷暖房器具で温度が調整されるまでに時間が掛かります。そのため、住宅の断熱性を高めておくことで、外気の影響を受けにくくし、冷暖房の効率を向上させることができます。

断熱性の強化については、別記事「住宅を高断熱にするメリットとは?2種類の断熱工法と合わせて解説」を参考にされてください。

自然光の確保が重要

吹き抜けを採用する場合には、彩光の確保が必須になります。

吹き抜けは、高さがある分、光を取り込む窓がないと、暗くなり閉塞感が生まれてしまいます。そのため、天窓であったり、高窓であったりを複数設置して、十分な光を取り込むような工夫が必要になります。

シーリングファンの設置を推奨

吹き抜けを取り入れる際には、シーリングファンの設置が推奨されます。

吹き抜けでは天井が高くなるため、上部と下部で温度の違う空気が溜まってしまうことになります。そのため、暖かい空気が天井に溜まり、暖房が効きにくくなります。

そのため、リビングの空気全体を循環させるために、シーリングファンを設置して、常時空気を循環させる工夫が必要となります。

シーリングファンは、季節によって回転する方向を変えることで、温かい空気と冷たい空気を上手に循環してくれるため、吹き抜け空間の温度調整を助けます。

 

4.まとめ

吹き抜けを設けることで、リビングに開放感が生まれ、自然光を取り入れて明るい空間が得られます。しかし、2階の間取りに制約が生じたり、冷暖房の効率が悪くなったりするデメリットもあるので、メリットとデメリットを比べて、何を優先するかで吹き抜けを採用するかを決めると良いでしょう。

吹き抜けは、開放感がありリビングが広く見えるという利点がありますが、メンテナンスが難しいという問題もあります。例えば、シーリングファンや高窓周辺のホコリの除去や、天窓や高窓のガラス清掃などは、専門業者に依頼しなければならないことがあります。そのため、事前にメンテナンスの方法を住宅会社に質問しておき、メンテナンスが面倒でないかを確認しておきましょう。

注文住宅のエソラでは、吹抜けのデメリットを払拭する高断熱・高機密仕様でエアコン効率も落ちることがありません。また、吹き抜けを駆使したオシャレな住宅を設計、施工するお手伝いができるため、興味がある方はぜひ一度ご連絡ください。

 

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