2023.06.10
【事例】2,000万円台でステキな注文住宅は建てられる?ポイントを解説
これから家を建てようと考えているけど、どのくらいの予算が必要か検討が付かない人が多いはずです。注文住宅であれば、広さや機能性、デザインを自由に決められますが、価格も高くなりがちです。
しかし、価格を抑えても良い家は建てられます。
そこで、本記事では住宅価格が2,000万円台の場合、どのような家が建てられるかを事例を交えて紹介します。
記事の中では、2,000万円台の家を建てるためのコツについても紹介しているので、これから新築住宅を考えている方は参考にされてください。
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1.2,000万円台の家を建てる際の費用
2,000万円台の家を建てようと考えているのであれば、費用の内訳を知っておく必要があります。家の建築費用の内訳を知っておかなければ、価格を抑えられる項目がわからないためです。
国土交通省の令和3年度住宅市場動向調査によると、注文住宅の住宅建築資金(土地購入資金を除く)は全国平均で3,459万円、三大都市圏平均で3,843万円となっており、予算を2,000万円台で考えているのであれば、費用を抑えなければなりません。
住宅を建てる際に掛かる費用は、主に以下の3つに分けられます。
- 本体工事費
- 付帯工事費
- その他諸経費
それぞれの費用の内訳を知り、抑えられる箇所はどこかを把握できるようになりましょう。
費用別について詳しく解説します。
本体工事費
本体工事費とは、家そのものを建てる際に掛かる費用を指します。例えば、ドアや窓を設置する建具工事費や、天井や壁の仕上げをする内装工事費が本体工事費に含まれます。
他にも以下のような建物工事費があります。
- 建具工事費
- 内装工事費
- 仮設工事費
- 基礎工事費
- 電気設備工事費
- 左官工事費
- 住設機器工事費
本体工事費は、家づくりにかかる費用のうち70〜80%を占めるため、最もお金がかかる工事です。そのため、2,000万円台で家を建てるのであれば、本体工事費を1,400万円前後で抑える必要があります。
他の費用に比べて占める割合が大きいため、コストを抑えたいのであれば、本体工事費を削減しなければなりません。
付帯工事費
付帯工事費とは、本体工事費以外で家を建てる際に必要な工事に関わる費用です。例えば、地盤改良が必要になった際に発生する地盤工事費や、外構工事費が付帯工事費に含まれます。
付帯工事費には、他に以下のような費用があります。
- 地盤工事費
- 外構工事費
- 解体工事費
- ガス工事費
- 電話工事費
付帯工事費は家づくりにかかる費用のうち15〜20%を占めています。外構工事費以外の付帯工事費を削ることは難しいため、2,000万円台で家を建てる場合には、外構工事費を抑えなければなりません。
その他諸経費
その他の諸経費とは、住宅ローンの手数料や登記費用など、建築に直接関わらない経費を指します。その他の諸経費には、他にも以下のような項目があります。
- 住宅ローンの手数料
- 登記費
- 印紙代
- 地鎮祭費
- 上棟式費
- 引越し代
- 地震、火災保険料
上記のようなその他の諸経費、家を建てる費用のうち15〜20%を占めるとされています。そのため、2,000万円台で家を建てるとなれば、諸経費は300万〜400万円です。
家を建てる上では、家本体だけでなく、手続きをする際や引越しなどに関わる費用も考慮しておく必要があるでしょう。
2.2,000万円台の家を建てるポイント
上記でも述べたように、全国の家本体の平均価格は3,459万円のため、2,000万円台で家を建てるとなると、費用を上手に削減しなければなりません。
削減する費用の中でも、本体工事費が削減しやすい項目としてあげられます。付帯工事費やその他の諸経費は大きく削れないためです。
そこで、建物工事費を抑える方法とコツを3つに分けて紹介します。
- シンプルな家の形にする
- 設備や仕様に優先順位をつける
- 性能にはこだわる
それぞれの工事費を抑える方法やコツについて詳しく解説します。
1.シンプルな家の形にする
2,000万円台の家を建てるのであれば、家の形をシンプルにする方法が挙げられます。
家の形がシンプルになれば、柱や壁などの量が減るだけでなく、それに付帯する壁紙や機材も減るため、コストも抑えることができるのです。家の形が複雑であれば、使う材料も増えるだけでなく、工事にも手間がかかるため、費用も高くなります。
また、家の広さが広くなれば、もちろんコストは高くなります。そのため、2,000万円台で家を建てるのであれば、広さを抑えないといけないことは覚えておきましょう。
2.設備や仕様に優先順位をつける
2,000万円台の家を建てる際には、家の設備や仕様に優先順位を付けると良いです。
なぜなら、2,000万円台と費用に制限があるため、すべての設備を良いものばかりで揃えられないためです。生活する上で大切にしている場所の設備を良いものにして、他の設備は標準装備にすると、満足のいく住宅が建てられるでしょう。
例えば、料理が好きでキッチンにこだわりたいのであれば、コンロの機能が良いものにしたり、お風呂の時間が好きな人は、浴槽や洗い場の設備をグレードアップしたりと、生活に合わせて優先順位をつけてみてください。
設備や仕様の全てを我慢してしまうと、家づくりが楽しくなくなるので、優先順位をつけて、満足のいく住宅を建てましょう。
3.住宅の性能にはこだわる
2,000万円台の家を建てる上で注意する点としては、住宅の性能だけにはこだわることです。住宅の性能は、生活の快適さに直接関わるためです。
夏に暑い家や冬に寒い家では、どんなに設備やデザインが良い家でも、必ず後悔してしまいます。
そのため、設備やデザインにこだわる前に、住宅の性能には妥協しないように注意してください。
性能が悪い家であれば、ヒートショックなどの健康被害も考えられるため、第一に確認しておくと良いでしょう。
3.【事例】上物2,000万円台のモデルハウスを紹介
2,000万円台で建てられる家は、どのような家かを想像できない人も少なくないはずです。
そこで、本章では2,000万円台で建てた家を紹介します。これから2,000万円台で家を建てようと考えている方は参考にされてください。
シンプルだけどオシャレな外観の4LDK
まずは、外観はシンプルでオシャレな見た目の4LDKの家を紹介します。
延床面積は32.21坪ですが、LDKは約20畳あるため、狭さを感じさせない作りになっています。2枚の壁で囲われたミニマムな外観は、夜になれば照明効果でエッジの効いた三角のスリットがシャープに浮かび上がります。
また、断熱性能や気密性にもこだわっており、耐震性能もレベル3で問題ありません。
この家の本体価格は、2,150万円です。内装や詳細のこだわりについては、別記事「エソラコンセプトハウス(尼崎市南塚口)」をご覧ください。
駐車スペースもある、吹き抜けを活用して広さを確保した4LDK
続いて、駐車スペースを確保しながら、吹き抜けを活用して、リビングの空間を広くしている4LDKを紹介します。
延床面積は31.31坪ですが、リビングに吹き抜けを採用して、広さを演出しています。4LDKでも駐車スペースを二台分確保できているのも特徴です。
上記の家も断熱性能や気密性もよく、換気にも第1種換気である全熱交換型換気システムが採用されて、本体価格は2,250万円です。
公道から見える間口の広い外観は、左官仕上げの土壁や木目調の外壁でヴィラのような装いに。内装や詳細のこだわりについては、別記事「エソラコンセプトハウス(西宮市剣谷町)」をご覧ください。
以上で紹介したように、本体価格が2,000万円台でも、オシャレで住みやすい家を作れるため、気になる方は注文住宅のエソラにご相談ください。
4.まとめ
今回は、2,000万円台で建てられる家を事例を交えて紹介しました。
2,000万円台の家は、全国平均の家よりも価格を抑えなければならないため、家づくりにかかる費用の内訳を知る必要があります。
家づくりにかかる費用の中でも本体工事費用を削減して、コストを抑える方法が一般的です。他にも2,000万円台の家を建てるのであれば、シンプルなデザインにしたり、設備や仕様に優先順位をつけたりと工夫が必要です。
注文住宅のエソラでは、お客様の予算に合わせて設計を提案し、満足のいく家づくりをお手伝いします。ぜひ一度、お問い合わせください。
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