2023.01.06
注文住宅のキッチン選びで後悔しないためには?選び方を解説
注文住宅を建てる際には、デザインや間取りに目がいきがちですが、キッチンの形状や使いやすさも生活する上で重要な項目の一つです。
毎日の料理や片付けなど、生活に合ったキッチンでないと、ストレスが溜まりやすい可能性があるためです。
そこで、本記事では、注文住宅を建てる際のキッチン選びのポイントを解説しつつ、形状や価格について解説します。
これから注文住宅のキッチンを選ぼうとされている方は、参考にされてください。
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1.注文住宅のキッチンの選び方のポイント
まずは、注文住宅のキッチンを選ぶ際のポイントを以下の4つに分けて解説します。
- キッチンの高さ
- 収納の量や位置
- お手入れのしやすさ
- コンセントの位置や数
それぞれのポイントを詳しく解説します。
1.キッチンの高さ
キッチンの高さは、料理や皿洗いなど毎日の作業のしやすさに関わってくるため、重要なポイントの一つです。
もしキッチンの高さが低いと腰に負担が掛かり、毎日の料理が苦痛になりかねません。また、高すぎると包丁に力が入らなかったり、火元が近くなり危険になったりする可能性があります。
そのため、キッチンの高さを選ぶ時には最も頻繁にキッチンを使用する人の身長に合わせた高さを以下の式に合わせて算出しましょう。
実際にキッチンメーカーのショールームに行って、高さを確かめるのも方法の一つです。
標準では、80cm・85cm・90cm・95cmの高さがJIS規格で決められていますが、身長に合わない場合は住宅メーカーと相談して、オーダーメイドのキッチンを作成することも可能です。
2.収納の量や位置
収納の量や位置は、キッチン選びの際の重要なポイントの一つです。なぜなら、収納は後から増やしにくく、位置をかえるのも簡単ではないからです。
家族の数によって収納の量は変わってくるため、事前に今後のプランを考慮しながら収納の量を検討する必要があります。
収納を考える際のポイントの例を紹介するので、参考にされてください。
- キッチンに収納するモノを事前に考えておく
- 料理・家事の流れをシミュレーションして収納場所を考える
- 出し入れしやすい奥行きや高さにこだわる
- 扉の種類
収納の高さや奥行きは、頻繁に使う人に合わせる必要があります。さらに、料理や家事の方法は人によって異なるため、シュミレーションをしながら場所を決めると良いでしょう。
扉の種類は、キッチンの広さによって変わりますが、狭いキッチンに開き戸を使ってしまうと収納がしにくくなる可能性があります。
収納は、キッチンの使いやすさに直接関わる上に、後から簡単に変えられないので、慎重に選びましょう。
3.お手入れのしやすさ
お手入れのしやすさは、キッチンを清潔に保つ上でも重要な項目です。
キッチンでは食材を扱うため、できるだけ清潔にしておきたい場所ですので、毎日のお手入れに手間がかかるとストレスになります。
お手入れのしやすさを考えると、表面が平らで拭きやすいIHヒーターを導入したり、生ごみを捨てる場所をビルドインにする方法があります。
キッチンが汚れていると、害虫が寄ってくる可能性もあるため、事前にお手入れがしやすいかを考えてレイアウトを考える必要があるでしょう。
4.コンセントの位置と数
キッチン選びの際には、コンセントの位置や数も考慮しておきましょう。キッチンでは、電子レンジや炊飯器、ケトルなどコンセントが必要になる家電製品が多いためです。
さらに、コンセントの位置を考える際には、家電製品をどこに置くかを事前に決めておく必要があります。
コンセントの数が少なかったり、位置が悪かったりすると、無駄に延長コードを使用しないといけなくなり、見栄えも悪くなります。
コンセントは後から増やすことは可能ですが、工事が必要になったり、コストが掛かったりと手間がかかるので、キッチン選びの際には十分に確認しておきましょう。
2.注文住宅のキッチンレイアウトの種類
注文住宅のキッチン選びのポイントをある程度紹介したところで、ここでは一般的なキッチンのレイアウトを紹介します。
主なキッチンレイアウトは、以下の7つです。
- I型キッチン
- II型キッチン
- アイランドキッチン
- L型キッチン
- U型キッチン
- クローズドキッチン
- ペニンシュラキッチン
それぞれのキッチンレイアウトを特徴やメリット、デメリットを交えて解説します。
1.I型キッチン
I型キッチンは、日本で最も使用されているキッチンレイアウトです。シンクや調理台、コンロが横一列に並んでいます。昔ながらの日本家屋やアパートで多く導入されています。
すべての作業場が横に並んでいるため、横移動だけで料理が完結できるので、無駄な動きが必要ないというメリットがあります。
ただ、リビングからキッチンが丸見えになるので、見栄えが気になる方にはデメリットでしょう。
住宅全体を考えたときに、キッチンにあまりスペースが取れない場合は、I型キッチンがおすすめです。
2.II型キッチン
II型キッチンは、I型キッチンが並行に2つ並んでいるタイプのキッチンです。セパレート型キッチンと呼ばれており、シンクとコンロが分かれている特徴があります。
キッチンが2つに分かれているため、収納スペースが多く取れるメリットがあります。
ただ、2つのキッチンを行き来することになるため、移動する手間が掛かることと、キッチンスペースが狭くなってしまうのがデメリットです。2人以上で料理をする場合などにはII型キッチンは向かない可能性があります。
家族が多く、収納スペースが欲しい方にはII型キッチンがおすすめです。
3.アイランドキッチン
アイランドキッチンは、キッチンが壁から離れて独立した形状で、オシャレなキッチンの一つです。
開放的な空間を作れるため、家族とのコミュニケーションが取りやすく、複数人で料理ができるメリットがあります。
開放的な側面がある一方、料理中の匂いが部屋に広がってしまうことや人から目に見える場所にキッチンがあるため、常に清潔に保っておく必要があります。
アイランドキッチンは、オシャレで憧れる人も多いですが、メリットとデメリットを十分に考慮した上で選択する必要があるでしょう。
4.L型キッチン
L型キッチンは、L字にキッチンが構成されており、コンロとシンクが前と横に位置している形状が一般的です。
それぞれの調理場が近いため、移動距離が短くなるメリットがあります。さらに、キッチンスペースも広くなりやすいため、複数人で作業したい場合にもおすすめです。L型キッチンは壁付けでも対面でも設置できるのも魅力の一つです。
ただ、L型キッチンを設置するためにはスペースが必要になるため、住宅全体におけるキッチンのスペースが広くなってしまうデメリットがあります。
5.U型キッチン
U型キッチンは、シンク、コンロ、調理台がコの字に配置されているキッチンです。
すべての作業場が近くにあることから、移動が少なくて済むことと、収納が多く取れるメリットがあります。それぞれの作業場が独立しているため、2人以上での作業も可能です。
ただ、L型キッチンと同様に面積が広くなるため、住宅全体の中でキッチンが占める割合が多くなるデメリットがあります。
6.クローズドキッチン
クローズドキッチンは、リビングやダイニングとは別の部屋や空間にあるキッチンを指します。
料理や皿洗いに集中できたり、料理中の匂いがリビングに流れなかったりするメリットがあります。さらに、キッチンが独立しているため収納が多くなるのも特徴の一つです。
ただ、閉鎖的な空間になってしまい、家族の顔が見えなかったり、キッチン専用のスペースが広くなるデメリットがあります。
料理好きで、集中して作業したい場合にはクローズドキッチンがおすすめです。
7.ペニンシュラキッチン
ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンの一面が壁に接している形状のキッチンです。
アイランドキッチンほどキッチンスペースが必要なく、オシャレなキッチンを実現できます。
アイランドキッチンと同様に、匂いが部屋に充満したり、人からキッチンが丸見えになったりするのはデメリットです。
ペニンシュラキッチンは対面式のキッチンですので、家族とコミュニケーションを取りながら作業したい人にはおすすめです。
3.注文住宅のキッチンの価格相場
システムキッチンの価格相場
システムキッチンの価格相場は、メーカーやデザイン、仕様やグレードによって異なります。そのため相場にも幅があり、数十万円から高いもので数百万円までと大きな差があります。
どのメーカーでも日本で最も使用されているI型キッチンの価格が安い傾向にありますが、理想と予算を比較した上で決定しましょう。
オーダーキッチンの価格相場
オーダーキッチンは、正規品を使うわけではなく、すべてがオリジナルになるため、システムキッチンよりも高価になることがほとんどです。
こだわる場所にもよりますが、70万円以上の費用が発生する場合が多いため、予算と相談しながらどこにこだわるかを明確にしておくと良いでしょう。
4.まとめ
今回は、注文住宅のキッチンを選ぶポイントと形状別の特徴やメリット、デメリットを解説しました。
キッチンは毎日使う場所であり、住宅が建ってしまってから後悔しやすい場所でもあるので、十分にシュミレーションをした上で選択しましょう。
注文住宅のキッチンは、配置や形状により使いやすさや収納の量にも差が出るため、事前に重要視するポイントを決めておくとスムーズに決定できます。
こだわりがある方は、オーダーキッチンの依頼もありますが、システムキッチンよりも高価になる場合がほとんどですので、予算と擦り合わせて検討してください。
住宅が建って、生活し始めてから後悔しないためにも、事前に知識を身につけておきましょう。
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