2023.06.20
新築注文住宅で予算オーバーしたら|コストカットのポイントを解説
新築の注文住宅を建てようと、住宅会社に相談し、見積もりを出してもらったら、予算オーバーしてしまった経験がある方も少なくないはずです。
すべての設備や性能にこだわってしまうと、予算オーバーしてしまうため、なにかしらの対策が必要です。
そのため、本記事では、住宅会社に新築注文住宅の見積もりを依頼した際に、予算オーバーする原因と対策方法について解説します。
記事の後半では、予算を削る際の注意点についても解説しているので、これから新築注文住宅を建てようと考えている方は参考にされてください。
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1.新築注文住宅が予算オーバーする原因
新築注文住宅の見積もりを出してもらった際に、予算オーバーする原因は主に以下の3つです。
- 掛かる費用の詳細を知らない
- こだわり過ぎている
- 補助金や助成金を知らない
予算オーバーする原因を知っていないと、対策をとりようがないため、それぞれの原因を十分に理解した上で対策を行いましょう。
予算オーバーする原因のそれぞれの詳細を解説します。
掛かる費用の詳細を知らない
新築注文住宅の予算がオーバーしてしまう方は、実際に住宅を建てる際に掛かる費用の詳細を知らない方が少なくありません。
新築注文住宅を建てる際には、大きく分けて以下の3つの費用が発生します。
- 本体工事費
- 付帯工事費
- その他諸経費
建物自体に掛かる本体工事費については、予算として理解している方も少なくありません。
しかし、地盤工事や外構工事に掛かる付帯工事費と住宅ローンの手数料や地震・火災保険料に掛かるその他諸経費については、予算として事前に想定していない方も多いはずです。
そのため、住宅本体に掛かる費用のみを計算し、予算を算出すると予算オーバーとなってしまいます。
こだわり過ぎている
新築注文住宅の予算がオーバーする方は、住宅のデザインや設備にこだわりすぎていたり、こだわる部分が多い傾向にあります。
憧れのマイホームを建てるので、こだわることが悪いわけではありませんが、こだわりが過ぎてしまうと、工事が複雑になったり、使う材料が多くなったりして予算をオーバーしてしまいます。
予算を削る際の注意点で詳細は解説しますが、予算オーバーしてしまう方は、こだわりに優先順位が必要です。
補助金や助成金を知らない
新築注文住宅の予算がオーバーする方は、補助金や助成金の制度を知らない方も少なくありません。
新築注文住宅を建てる際に受けられる助成金には以下のような制度があります。
- こどもエコすまい支援事業
- ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業
- 地域型住宅グリーン化事業
- LCCM住宅整備推進事業
それぞれの助成金制度で、受けられる条件は異なりますが、もし受けられるのであれば、100万円ほどの補助金を受け取れます。
他にも住んでいる地域によって、補助金制度を設けている場合もあるので、予算オーバーする際には、受けられる助成金や補助制度がないかを確認しておきましょう。
詳しくわからない方は、新築住宅の見積もりを出してもらった住宅会社に相談すると説明してもらえます。
2.新築住宅で予算オーバーした際の対策
もし新築注文住宅の予算がオーバーしてしまった場合には、以下の5つのような対策があります。
- 建物の形を考え直す
- 設備を見直す
- 建具を減らす工夫をする
- 水回りを近くに設計する
- オーダーメイドを減らす
それぞれの対策について詳しく解説します。
1.建物の形を考え直す
新築注文住宅の予算がオーバーした場合には、建物本体の形を考え直すと予算を削る可能性があります。
オシャレでデザイン性の高い家は、構造が複雑になりやすく、材料費だけでなく、工事費も高くなってしまいます。
家の形をシンプルにしてしまえば、材料も少なくて済みますし、工事期間も短くなる可能性があるため、予算を大きく削ることができるでしょう。
2.設備を見直す
新築住宅の予算がオーバーした際には、設備を見直す必要があります。
システムキッチンやトイレ、浴室などの設備は、グレードによって価格が大きく変動するため、特にこだわりがない場合には、グレードを落とすだけで予算を削れます。
こだわりがある部分に関しては、グレードを上げて、こだわりがない部分は標準装備を使用するだけでも価格は抑えられるでしょう。
3.建具を減らす工夫をする
新築住宅の予算がオーバーした際には、ドアや窓などの建具を減らす方法で削ることができます。
窓やドアが増えてしまうと、使う材料や工事が増えてしまうため、コストが発生してしまいます。特に窓については、性能の高い窓を使用していると、数が増えるだけ予算も増えてしまうため工夫が必要です。
彩光の観点を考慮した上で、窓を減らせないかを検討してみてください。
4.水回りを近くに設計する
新築住宅の予算がオーバーした際には、水回りの部屋を近くに設計すると良いです。
水回りには必ず水道管と排水管が必要となるため、それぞれの部屋が遠くになってしまうと、使う材料や工事の手間が増えます。
そのため、トイレやお風呂、洗面台に関してはできるだけ近くに設計すると予算を削れる可能性があります。
5.オーダーメイドを減らす
新築住宅の予算がオーバーした際には、オーダーメイドの工事を減らすと良いでしょう。
オーダーメイドのキッチンや洗面台など、オシャレに仕上げたい方も多いですが、材料費や工事費が既製品と比べると高くなる傾向にあります。
既製品を使うと、工場で大量に作られた製品を設置するだけで工事は完了しますが、オーダーメイドになると、材料を準備して、現場で工事をしなければなりません。
そのため、こだわりが無い部分に関しては、既製品を使用すると予算が削れる可能性があります。
3.予算オーバーした際に費用を削る場合の注意点
新築注文住宅の予算がオーバーした際には、どこかしらの費用を削らなければなりません。しかし、予算を削る際には以下のような注意点があります。
- 住宅の性能にはこだわる
- こだわりには優先順位をつける
- 予算の削り過ぎに注意
それぞれの注意点について詳しく解説します。これから見積もりを立てる方やこれから予算を削ろうとされている方は参考にされてください。
住宅の性能にはこだわる
新築住宅の予算を削る際には、住宅の性能に関わる部分に関してはこだわるようにしておきましょう。住宅の性能は、住みやすさに直結するためです。
もし、予算を削るために性能を落としてしまえば、快適な気温で生活ができなくなり、住みにくくなる上に、住宅を建てた後では、簡単に性能を上げることはできません。
そのため、他の部分の予算を削ってでも住宅の性能にはこだわっておきましょう。
こだわりには優先順位をつける
新築住宅の予算を削る際には、こだわりがある部分に費用が発生している場合が多いため、優先順位をつけて、妥協する必要があります。
こだわりたい部分は、人それぞれで違いますが、優先順位をつけて、譲れない部分だけこだわるようにすると予算が削りやすくなります。
こだわりが少ない部分から予算を削っていく方法で考えてみてください。
予算の削り過ぎに注意
新築住宅の予算を削る際には、削りすぎに注意が必要です。予算内で収めるためには削る必要がありますが、削り過ぎてしまうと、「ああしておけばよかったと」後悔してしまうためです。
憧れのマイホームを手に入れても、欲しい設備やデザインが実現できなかった後悔がずっと残ってしまうためです。
そのためには、こだわりに優先順位をつけることも大事ですが、間取りを変更してみたり、使える助成金が無いかを探してみる努力が必要です。
予算を削る際には、住宅会社に相談してみると、今までの経験から色々な方法を提案してくれますので、相談を重ねてみてください。
4.まとめ
今回は、新築注文住宅の見積もりが予算オーバーしてしまった際の原因と対策について解説しました。
新築注文住宅であれば、思い通りの設備やデザインで建てたいと考えますが、全てにこだわってしまうと予算をオーバーしてしまいます。そのため、こだわりに優先順位をつけたり、助成金を有効活用したりと工夫が必要です。
また、予算を削る際には、依頼する注文住宅と十分に相談しなければ詳しいことはわかりません。
ちゃんと相談に乗ってくれない住宅会社であれば、他の会社に見積もりを取ってもらうのも一つの方法です。注文住宅のエソラでは、それぞれのこだわりを大切にして、予算内で収まるように相談を重ねて、理想の注文住宅を建てられるように様々な提案が可能です。
ぜひ一度、ご相談ください。
新築計画の進め方でお困りではありませんか?
- 選択肢が多すぎて、どの設備が本当に必要かわからない
- このまま進めて良いのか不安が残っている
- 2,000万円でどのような家が建てられるのか相談したい
エソラでは、こうした「新築に関するわからない」を解決するための個別相談会を実施しています。経験豊富なスタッフが、あなたの理想とニーズに合わせた最適なアドバイスを行います。
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