戸建てを建てようと考えている方の中には、郊外を考えている人も少なくないはずです。

郊外に戸建てを建てれば、都心部と同じ価格で広い土地を購入できたり、静かに生活できたりとメリットがある反面、交通の便が悪くなりがちなどのデメリットもあります。

本記事では、これから戸建てを建てようと考えている方向けに、郊外のメリットとデメリットを詳しく解説します。記事の後半では、郊外の戸建てをおすすめする人の特徴についても解説しているので、最後までご覧ください。

 

1.郊外に戸建てを建てるメリット

郊外に戸建てを建てるメリットは主に以下の3つがあります。

それぞれのメリットを詳しく解説します。

1.総額が安くなる傾向がある

郊外に戸建てを建てると、都心部に建てるよりも支払う総額が低くなる傾向があります。建物本体の値段はそれほど変わりませんが、土地の価格に大きな差があるためです。

安くなった分の金額で、建物をグレードアップさせたり、より広い土地を購入することもできます。元々、予算が少ない方であれば、郊外に戸建てを建てることを検討してみると良いでしょう。

2.住環境が落ち着いている

郊外に戸建てを建てれば、都心部よりも静かな場所で生活が送れます。

車の交通量や人の行き来が少ないだけでなく、住宅の密集も少ないため、騒音が少ない環境で暮らせるのもメリットの一つです。さらに自然環境が良い立地も多く、緑や公園が多いなど、子育てにもいい環境であることも多いです。

仕事は都心部で、安心してゆっくり過ごせる住宅は静かな郊外を選ぶ人も少なくありません。

3.広い敷地に家を建てられる

郊外の土地は都心部と比べて広い土地が売地として出されていることが多く、価格も同じ広さの土地でも安い傾向にあります。

そのため、郊外に戸建てを建てるのであれば、同じ価格で都心部よりも広い敷地に家を建てられる可能性があります。

広い土地に家を建てられれば、建物本体を大きくしたり、庭や家庭菜園を作ったりと、理想の生活を再現しやすくなるでしょう。

 

2.郊外に戸建てを建てるデメリット

郊外に戸建てを建てるデメリットは、主に以下の3つがあります。

デメリットを理解した上で郊外に戸建てを建てないと後悔してしまうため、十分に理解しておきましょう。

1.公共交通機関が整備されていない可能性がある

郊外に戸建てを建てた場合には、住む場所によっては、バスや電車などの公共交通機関のアクセスが悪くなる可能性があります。車を所持しておかないと生活がしにくい場合もあるでしょう。

駅やバス停から離れた場所で住宅を建ててしまうと毎日の通勤や通学に時間を要してしまいます。

2.資産価値が下がる可能性がある

郊外に戸建てを建てた場合、都心部に比べると土地の価格が安く、将来的に住宅全体の資産価値が下がる可能性があります。

駅近くや商業施設が多いエリアであれば資産価値が高くなる可能性もありますが、交通アクセスが悪い場所であれば、資産価値が下がってしまうでしょう。

将来を見据えた上で、郊外のどこに戸建てを建てるか検討しなければなりません。

3.広い土地の管理が大変

郊外に戸建てを建てる際には、都心部よりも土地が広い場合がほとんどです。

土地が広くなると建物を大きくしたり、庭を作ったりと自由度が広がる一方で、雑草処理や掃除などの管理が必要です。

めんどくさがりで、掃除や草むしりをしたくない人にとっては、広い土地がデメリットとなってしまうでしょう。

 

3.郊外に戸建てを建てる際の注意点

都心部と郊外どちらに戸建てをたてるのが良いかは一概に言えません。郊外に戸建てを建てる際には、以下の2つの注意点を把握しておきましょう。

• 周辺環境を十分に確認する
• 通勤や通学が問題ないかを確認する

生活し始めてから住みにくい住宅になってしまわないために、それぞれの注意点を詳しく解説します。

周辺環境を十分に確認する

郊外に戸建てを建てようと考えているのであれば、建てようとしている土地の周辺環境を十分に確認しておきましょう。確認しておく項目は、以下のようなものがあります。

特に移動手段である公共交通機関へのアクセスを確認しておきましょう。また、日常生活上で必要な買い物ができる商業施設がどこにあるかまで調査しておくと、住んでから便利さを実感できます。

もし小さな子供がいる、これから家族が増える場合には、幼稚園・小学校・中学校の場所を確認しておくとよいでしょう。高校や大学は自転車通学や電車通学になることが多いので、必ず近くにあったほうがいい要素ではありません。

通勤や通学が問題ないかを確認する

郊外に戸建てを建てる際には、通勤や通学に掛かる時間や安全性についても確認しておかなければなりません。毎日の通勤や通学が苦になってしまうと、ストレスの溜まる生活になってしまう可能性があるためです。

通勤や通学の手段はどうするか、朝起きる時間、帰る時間はどのくらいになるかを住宅を建てる前から検討しておかなければなりません。

 

4.郊外の戸建てがおすすめなのはこんな人

郊外に戸建てを建てても後悔しにくい人の特徴は、以下の4つのどれかに当てはまる人です。

おすすめする人の特徴をそれぞれ詳しく解説します。

広い庭やガレージが欲しい人

何度も述べているように、郊外で戸建てを建てるための土地は、都心部に比べると広い傾向にあります。そのため、戸建てを建てて広い庭を作ったり、建物とは別にガレージを作りたい人にとって、郊外の広い土地はおすすめです。

庭で家庭菜園をしたり、ガレージで趣味の車やバイクを楽しんだりしたい人にとっては、広い土地を購入できる郊外は最適でしょう。

もし都心部で同じような広い土地を購入しようとすると金額が大きくなるため、郊外を選択する人も少なくありません。

車での移動が好きな人

郊外に戸建てを建てた場合、移動手段は車が主となります。そのため、車での移動が好きな人にとっては、郊外の土地はおすすめです。

都心部であれば駐車スペースが作りにくく、駐車料金も高いため、車の所有をあきらめている人もいるでしょう。

郊外であれば、敷地内に十分な駐車スペースを作れるのも魅力の一つです。

静かな場所で生活したい人

郊外は都心部と比べると交通量や人の数が少ないため、大きな騒音も少なく、静かな環境で生活ができます。

そのため、静かな場所でゆっくり生活したい人にとっては、郊外がおすすめです。

また郊外であれば、土地によっては隣の住宅とも離れていることもあり、生活音も伝わりにくいため、音によるストレスも感じにくい快適な生活を送れるでしょう。

のびのびと子育てをしたい人

郊外での子育ては、公園や遊ぶための広いスペースが至る所に設置されており、子供を遊ばせるには十分な環境が整備されています。植物や動物、虫、石、水など多くの刺激を受けることで、子供の好奇心やアイデアが活発になり、創造的な発想や問題解決能力が養われます。

さらに郊外は交通量や騒音、排気ガスなども都会に比べると少ないため、暮らしやすい環境です。安全な環境で子育てしたい方には、郊外に家を持つこともおすすめです。

 

5.まとめ

今回は、郊外に戸建てを建てるメリットとデメリットを中心に解説しました。

郊外に戸建てを建てると、土地の価格が安くなったり、静かな環境で生活できたりするメリットがある反面、公共交通機関へのアクセスが悪くなりがちだったり、広い土地の管理が大変だったりするデメリットもあります。

これから郊外に戸建てを建てようと考えている方は、メリットとデメリットを十分に理解した上で計画しましょう。

郊外は土地が広い分、注文住宅であれば自由に設計でき思い通りの家を建てられます。注文住宅のエソラでも郊外に戸建てを建てている実績があります。そのため、これから郊外に戸建てを建てようと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。

より理想の家を建てて、静かな環境での生活を実現しましょう。